OS/アプリケーション脆弱性の自動スキャンや自動パッチが可能、単一製品でより包括的に保護
脆弱性/パッチ管理追加で「予防」強化、「ESET PROTECT Elite」発表
キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は2023年8月28日、セキュリティソリューションスイートの「ESET PROTECT」シリーズにおいて、XDRソリューションにOS/アプリケーション脆弱性診断とパッチ管理ツールを追加した「ESET PROTECT Elite」の国内提供開始を発表した。9月20日からの受注開始予定。
ESET PROTECT Eliteは、ESET PROTECTソリューションのライアンアップで上位に位置付けられるパッケージ。既存のXDRやクラウドアプリケーションセキュリティに加えて、新たに脆弱性診断/パッチ管理ツールが追加された(既存製品の「ESET PROTECT Complete クラウド」にも追加される)。
これにより、従来のソリューションがカバーしてきた「防御」「検知」「対応」よりも前段階の「予防」対策も強化し、単一ベンダー製品でより包括的なエンドポイントセキュリティを実現する。
脆弱性診断は、クライアント端末にインストールされているWindows OS/アプリケーションを定期的に自動スキャンし、CVE(共通脆弱性識別子)情報に基づいて、脆弱性が発見されているものを検出する。管理コンソールでは脆弱性の影響を受けるクライアントを一覧できるほか、脆弱性の重大度(深刻度)に応じた対応の優先順位付けも可能。なお現時点で対応するアプリケーションは230種類。
脆弱性を修正するパッチがリリースされている場合は、このツールからパッチ適用を実行することができる。自動パッチ適用を設定できるほか、「特定の脆弱性を例外とする」「特定のアプリケーションのみ自動/手動適用とする」ようなカスタマイズも可能だ。
ESET PROTECT Eliteは100ライセンスからの提供となる。希望小売価格(税抜、年額)は、100~249ライセンスが9720円、250~499ライセンスが8940円、500~999ライセンスが8190円など。受注開始予定は9月20日から。また既存のESET PROTECT Completeクラウドに対しては、8月28日から脆弱性/パッチ管理機能が追加される。
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