かなりハイレベルな戦い!
高校生とは思えない連携力
さて、準備も万端でいよいよ大会が始まったわけですが、私はリーグ・オブ・レジェンド部門と、VALORANT部門を見させてもらいました。
この2タイトル、ジャンルこそ異なるものの、どちらも5人対5人で戦うゲームです。高校生の戦いを見ていていつも感じるのが、その連携力の高さです。もちろん、プロの試合も見るので、そこから比べると粗削りな部分を感じることもあります。しかし、それでも、どう考えてもかなりの時間一緒に練習してきて、コミュニケーションを取っていることが、伝わってきます。
私は普段から両タイトルを遊んでいますが、正直尊敬のまなざしで観戦していました。選手たちの動きによって互いに何がしたいかがしっかりと伝わってきますし、プレイに作戦があることが明確にわかるからです。
当たり前ではないかと考える方もいるかもしれませんが、作戦は全員が理解していて、IGL(インゲームリーダー)がゲーム内でリアルタイムに組み立て、それを協力して行なわないとできません。実際にプレイしていると、これがいかに難しいことかがわかります。
もちろん、そのタイトルを遊んでいなかったとしても、選手たちの勝ったときのうれしそうな表情と、負けたときの悔しそうな表情を見れば、今まで相当な時間をかけて準備してきたんだなということがわかります。
プロの場合だと、そのタイトルのeスポーツ大会が終了する、選手が引退する、チームを抜けるといったことがない限りは、次のシーズンも続きます。しかし、STAGE:0高校生の大会ですから、1年生から参加したとしてもチャンスは3回のみです。
己の青春時代を費やし、3回のチャンスにかける選手たちの本気度が、勝敗が決まったあとの表情を生み出すんだなと、観戦しながらしみじみ思っていました。なお、試合結果はSTAGE:0の公式サイトでチェックできます。また、試合のアーカイブも視聴可能なので、高校生たちの熱い戦いが気になるという方はぜひチェックしてみてください。