USBはTYPE-Cが標準だがTYPE-Aもあり
収納も普段使いには十分
スーパーハイトワゴン系の軽自動車で求められるのが収納です。今回のN-BOXは、その点では少なめの印象を受けました。一方で使い勝手は大幅にアップ。中でもグローブボックスにはケーブルを挟んでもキレイに閉じられる工夫は、「なぜ今までなかったのか」と思えるもの。
USBはTYPE-Cがメイン。これに純正カーナビを取り付けるとTYPE-Aがつきます。TYPE-CはどうやらPD20Wに対応しているようです。スマホは、どうやら助手席側のトレイに置く仕様。筆者的には手元に置いておきたいので、助手席側のトレイではちょっと遠いかなと。ドリンクホルダーやドアポケットに置いてみたところ、大型端末ではキチンと入れることはできませんでした。
お子さんやお年寄りの方が乗ることの多い2列目シート。その使い勝手は前作の美質をそのままに、さらにアップしています。シートは前後に動くほか、チルトアップにも対応という点はそのままに、室内幅は55mmアップ。さらにドリンクホルダーのほかにボックスティッシュが縦に入るスペースが設けられています。
荷室も広々。リアシートのそのものが前後に移動するほか、背もたれを倒せば広大なスペースが出現。前席を動かせば自転車(シティーサイクル)を載せることもできます(座面の間に自転車の前輪を差し込むようにして固定する)。たとえば、お子さんが習い事に行った帰りが雨だったとしても、迎えにいくことができます。
電動化(EV)は見送りになったが
福祉車両も用意
最後にパワートレインですが、取材時点では非公開。おそらく自然吸気エンジンとターボエンジンの2種類をラインアップするようで、残念ながらBEV(電気自動車)は見送りに。まだ時期尚早という判断なのでしょう。ちなみにHondaの軽BEVは、商用バンからスタートすると言われております。
クルマ椅子の介助向け車両も用意され、多くの方にピッタリのN-BOX。軽自動車の新型が登場する度に「これで十分では?」と思うのですが、3代目のN-BOXほど、この思いを強く感じたことはなかったことを、正直に申し上げます。ASCII.jpでは試乗車を借りられるようになったら、すぐにレポートする予定です!