本記事はソラコムが提供する「SORACOM公式ブログ」に掲載された「IoT SIM「plan-KM1」がデータ通信量の通知に対応しました」を再編集したものです。
目次
plan-KM1へのデータ通信量に関する通知機能追加について料金と適用範囲、本機能の停止/再開方法について
本機能の追加に伴う通知機能名の変更について
任意の条件が設定できる「イベントハンドラー」のご紹介
まとめ
こんにちは、ソラコム事業開発の佐野(ニックネーム: daisaku)です。
本日はKDDI(au)ネットワークでLTE-Mを利用できるIoT SIM「plan-KM1」に新たに追加された「データ通信量に関する通知機能」を紹介いたします。
plan-KM1へのデータ通信量に関する通知機能追加について
plan-KM1はLTE-M専用で、少ないデータ量の利用方法に最適化された料金設定です。例えばソフトウェア更新といった大量のデータ通信が発生すると、想定以上の料金が発生することが考えられます。
今回の新機能は、データ通信の利用量に連動して通知が送られる機能です。具体的には、月間で1MBを超えるデータ通信量が発生した際に、アラートのメールを送付します。これによりお客様はこれまで以上に安心してplan-KM1をご利用頂くことが可能となります。
通信量の判定は約5分毎に行っています。その分、通知の遅延が発生する可能性がありますのでご留意ください。
料金と適用範囲、本機能の停止/再開方法について
本通知機能は無料でご利用いただけます。適用範囲は、現時点でご利用いただいているplan-KM1、ならびに今後新規利用となるplan-KM1へ自動的に適用されます。
自動適用となるため、お客様の利用方法によって不要な場合があるかと思います。その場合はユーザーコンソールより通知を停止する事が可能です。方法についてはUsersドキュメントのデータ通信量に関する通知を停止するをご確認ください。再度有効化される場合も同ドキュメントを参照の上、有効化してください。
本機能の追加に伴う通知機能名の変更について
今回のplan-KM1のデータ量通知は、これまでユーザーコンソール上でplan-D(D-300MB)、plan-K2(K2-300MB)、planX3(X3-5MB)に対して提供していた「バンドルの容量に近づいた時の通知を止める」の機能と同様の仕組みで提供いたします。しかしplan-KM1にはバンドルが設定されていないことから名称を「データ通信量に関する通知を停止する」に変更いたします。既存で通知に対応していた各サブスクリプションの通知設定には影響がありませんのでご安心ください。
任意の条件が設定できる「イベントハンドラー」のご紹介
SORACOMプラットフォームにはイベントハンドラーという機能があります。
この機能をご利用いただくことでお客様の任意のデータ通信量で通知を行う事ができる他、一定のデータ通信量に達した際にSIMを休止中に変更することも可能です。月のデータ通信量を一定程度に納めたいお客様には非常に便利な機能ですので、ご利用を検討いただければ嬉しいです(なおイベントハンドラーは約5分程度の間隔で条件判定を行っているため、設定した条件を満たしたタイミングから実際の通知がずれる場合があります)。
まとめ
今回はplan-KM1に追加されたデータ通信量に関する通知機能追加、およびそれに伴うユーザーコンソール上の機能名の変更をご紹介させていただきました。またお客様の利用したい通信量に合わせて便利に通知やSIMステータス変更ができるイベントハンドラーも併せてご紹介させていただきました。
今後も一層お客様に便利に安心して使っていただけるソラコムを目指して行きますので是非新機能やイベントハンドラーをお試しください!
参考リンク
― ソラコム佐野 (daisaku)
投稿 IoT SIM「plan-KM1」がデータ通信量の通知に対応しました は SORACOM公式ブログ に最初に表示されました。
この連載の記事
-
第502回
デジタル
IoTがトラック輸送業界をどのように変えているのか -
第501回
デジタル
簡単に構築、カメラ+SORACOM Flux+生成AIによる映像監視システムの解説 -
第500回
デジタル
位置情報トラッキングシステムのIoTレシピを公開、日経CNBC「トップに聞く」出演動画公開、他 ほぼ週刊ソラコム 01/04-01/24 -
第499回
デジタル
3Gのサービス終了に向けたIoTデバイスの準備方法 -
第498回
デジタル
【保存版】 ここから始める IoT 、基礎から学べる入門向けコンテンツガイド -
第497回
デジタル
総勢31名の執筆陣!SORACOM アドベントカレンダー 2024とソラコムサンタの振り返り -
第496回
デジタル
SORACOM Flux の Webhook アクションが認証ヘッダーに対応、AWS Signature V4 も使用可能に。より広がる IoT アプリの自動化へ! -
第495回
デジタル
2025/1/29(水) オンラインセミナー「まだ間に合う!3G停波後のIoT通信」を無料開催! -
第494回
デジタル
SORACOM Flux グランプリ開催!セールスメンバーの挑戦と成果 -
第493回
デジタル
【後編】生成 AI を “さらに” 使いこなす、5つの考え方とユースケース