スマートウォッチとしての機能も十分
HUAWEI WATCH Dは、スマートウォッチとしても十分な機能を備えています。心拍数、血中酸素レベル、ストレス値が自動で計測され、腕に巻いたまま寝れば、睡眠の質を調べることもできます。
ワークアウトは屋外・屋内ランニング、屋外・屋内ウォーキング、屋外・屋内サイクリング、縄跳び、エリプリティカル、ローイングがプリセットされていて、それ以外の運動を行う際は「自由トレーニング」を選択できます。運動の開始や停止を自動で検出することも可能。GPSを搭載しているので、スマホを持っていなくても、ランニングやウォーキングのルートを記録できます。
これらヘルスケア&ワークアウト機能の使い勝手は、ファーウェイの従来のスマートウォッチとほぼ同等。筆者は、これまでに「HUAWEI WATCH GT 3 SE」「HUAWEI WATCH FIT 2」「HUAWEI Band 8」などを使ったことがありますが、機能面での満足度は、血圧計が付いているHUAWEI WATCH Dが最も高かったです。
HUAWEI WATCH Dは、どんな人に向いている?
筆者はHUAWEI WATCH Dを使い始めて、まだ4日目を迎えたところですが、かなり気に入っています。バッテリーは100%に充電して使い始めて、現在64%。1日1時間ほどウォーキングして、1日5〜6回血圧を測るという筆者の使い方なら1週間以上使い続けられそうです。
このHUAWEI WATCH Dが気になる人は、血圧を測る習慣があったり、血圧を気にしなければならない健康状態にあったりする人でしょう。まさに筆者も該当するわけですが、その上で、HUAWEI WATCH Dを「買ったほうがいい人」と「買わなくてもいい人」がいるように思います。
買ったほうがいい人は、家に血圧計があるが、計測を忘れることが多い人。HUAWEI WATCH Dは常に腕に巻いておくものなので、計測を忘れることは少なくなるはず。計測時間を知らせるリマインダーを設定することもできます。
また、出張や旅行が多い人にもおすすめ。卓上に置く一般的な血圧計は、旅行に携帯するにはかさばります。HUAWEI WATCH Dであれば、常に腕に巻かず、カバンに入れるにしても、さほどの荷物にはなりません。
買わなくてもいい人は、すでに血圧計を所有していて、計測の習慣が身についている人。なおかつ、旅行や出張が少なく、そのときまで血圧を測る必要性は感じていない人。加えて言えば、スマートウォッチの装着感を重視する人にもあまりおすすめできません。1日中着けておくには、やはり重く、激しく運動をする際には汗溜まりも気になりそうです。
筆者は「日常的には装着感がいいスマートウォッチを使いたいが、旅行・出張時に持って行きやすい血圧計があればいいなぁ」というタイプ。コロナが収まり、これから出かける機会が増えそうなので、「やっぱり欲しいなぁ」と思っているのが本音です。