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AI insideが140億パラメーターの日本語LLM、企業向け

2023年06月09日 12時21分更新

文● MIT Technology Review Japan

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企業向けの人工知能(AI)システム開発を手掛けるAI inside(AIインサイド)は6月8日、日本語大規模言語モデル(LLM)である「PolySphere-1(ポリスフィア-ワン)」を開発したと発表した。

企業向けの人工知能(AI)システム開発を手掛けるAI inside(AIインサイド)は6月8日、日本語大規模言語モデル(LLM)である「PolySphere-1(ポリスフィア-ワン)」を開発したと発表した。 パラメーター数は140億。モデルは公開せず、同社の運用基盤上で稼働するサービスとして企業向けに販売する。8日からアルファ版の利用受付を開始した。当初はAPI経由で提供し、今後チャットGPTのようなユーザー・インターフェイスの提供も検討する。同社によると、一般的なWeb上に公開されているコンテンツではなく、企業の実務で必要なデータを独自に保有していることが特徴だという。また、利用企業ごとにファインチューニングできる仕組みも今後整備する予定。 同社は併せて、生成AIやLLMの研究開発と社会実装を担う新組織「XResearch(エックスリサーチ)」を創設した。 日本語LLMをめぐっては、サイバーエージェントが5月に発表するなど、国内企業も開発を急ぐ。

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