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COMPUTEX TAIPEI 2023レポート

GIGABYTEがCOMPUTEXで新冷却機構など最新技術を披露

文●ドリル北村

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液晶ディスプレーの可動範囲が大きい
Arm Edition

 液晶ディスプレーのスタンドをアーム状にしたもの。台座が不要なので机上を広く使えるうえ、アームの根本に関節があるため液晶が机に触れるほど大きく傾けることもできる。ただし、万力のように机に挟み込んで固定するため、机に挟み込めないと使用できない。

液晶ディスプレーのスタンドをアーム状にしたArm Edition

 これまでのアームの可動範囲は、チルトが-5~20度、スイベルとピボットが-90~90度、高さが100~130mm。これがArm Editionではチルトが-85~90度、スイベルが100~360度、ピボットが360度、高さが30~350mmになった。とりわけ高さ調整の範囲が拡大したため、目線とほぼ同じ高さまでディスプレーを移動できるのがメリットとなる。このArm Editionは、まずは「M28U」と「M32U」で発売予定だ。

次世代冷却機構
WINDFORCE Infinity

 新設計のノートPC用冷却機構が「WINDFORCE Infinity」だ。WINDFORCE Infinityは、ブレードが84枚あるブロアーファンを2基装備し、6本のヒートパイプと複数の放熱フィンを備える。従来の「WINDFORCE」よりも30%以上冷却効率が向上しているとのこと。

「AORUS 17X」に採用されている冷却機構「WINDFORCE Infinity」

CPU、GPU、メモリーなど高発熱部への冷却を強化している

新設計の冷却機構「WINDFORCE Infinity」を採用したゲーミングノート「AORUS 17X」。すでに日本国内でも販売されている

小型軽量化に貢献した
窒化ガリウム製電源アダプター

 電源アダプターを窒化ガリウム製にしたことで、従来の電源アダプターより小型軽量化に成功。ゲーミング市場で初めて窒化ガリウム製電源アダプターを搭載したゲーミングノートPCが「AORUS 16」だ。同機はアスペクト比16:10の16インチ液晶を搭載し、リフレシュレート最大240Hz、応答速度3msという性能。CPUはCorei7-13700Hで、GPUはGeForce RTX 4070とGeForce RTX 4060の2モデルで展開する。

ACアダプターを従来(上)より小型軽量化し約650gに抑えている(下)。出力は280Wで、わずか30分で50%の充電が可能

ゲーミング市場で初めて窒化ガリウム製電源アダプターを搭載したゲーミングノート「AORUS 16」。7月ごろ発売予定

マウスの使用が前提のゲーミングPCなので右側面にインターフェースを配置せず、背面に集約している

「AORUS 16」もWINDFORCE Infinityを採用する

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