OpenAIは6月1日(現地時間)、AIを活用したサイバーセキュリティー強化や議論促進を目的とした「OpenAI cybersecurity grant program」を開始すると発表した。
本プログラムは「防御側にAIが利益をもたらすこと」「AI モデルのサイバーセキュリティ機能を定量化する方法の開発すること」「AIとサイバーセキュリティーに関する議論を高めること」の3つを目指しており、攻撃型のセキュリティープロジェクトは助成対象外となる。
助成金は最大100万ドル(約14億円)。対象者には1万ドル(1400万円)単位で、直接資金やAPIクレジットといった形で支払われるという。
プロジェクトの選定基準は非公開だが、同社は防御的なサイバーセキュリティにおける AIの実用的な応用が特に優先されるとしている。