Core i9にGeForce RTX 4080 Laptop GPU搭載の爆速モデル

eスポーツ仕様の超ハイスペックゲーミングノート「Vector GP68 HX 12V」シリーズレビュー

文●飯島範久 編集●ASCII

提供: エムエスアイコンピュータージャパン

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 キーボードは、WASDや電源ボタンなどにスケルトンキートップを採用したゲーミングキーボードで、「Per Key RGB」ライティングに対応したLEDバックライトを備える。また「SteelSeries GG」アプリにより、キーボードのカスタマイズや SteelSeriesデバイスを一括管理が可能だ。

WASDや電源ボタンなどにスケルトンキートップのキーボード

キー設定やLEDバックライトは「Per Key RGB Keyboard」から設定できる

 テンキー付きではあるが、一部キーは幅が狭くタイピングはしづらいかもしれないが、ゲーミング時に使いやすい仕様のため、作業効率よりはゲームで勝つことを重要視していると言える。

 インターフェースは、Thunderbolt 4対応のType-C ×1、USB3.2 Gen2 Type-C(映像出力、USB PD対応)×1、USB3.2 Gen2 Type-C(映像出力対応)×1、USB3.2 Gen2 Type-A×1、USB3.2 Gen1 Type-A×1、HDMI 2.1×1、オーディオコンボジャック×1、2.5Gbps対応LAN×1、SDカードスロットを備える。

右サイドには、USB3.2 Gen2 Type-C×1、USB3.2 Gen2 Type-Ax1、USB3.2 Gen1 Type-Ax1

左サイドには、Thunderbolt 4対応のType-CとSDカードスロット、オーディオコンボジャック×1を備える

背面には、電源プラグとUSB3.2 Gen2 Type-C、HDMI 2.1×1、2.5Gbps対応LAN×1

 無線LANは6GHz対応のWi-Fi 6Eを搭載し、Bluetooth 5.3に対応。バッテリー容量は90Whrで、駆動時間は公称最大10時間(JEITA 2.0計測)となっている。ACアダプターは330W出力で、サイズも重量もそれなりのものになっている。

ACアダプターは330W出力で、それなりのサイズがある

レイトレーシングでも余裕のパフォーマンス

 さっそく、ベンチマークテストを行なった。「Vector GP68 HX 12V」シリーズはメモリー容量だけが違う仕様で、今回試用したマシンは、メモリーが16GBのモデルだ。

 計測にあたっては電源を接続して、Windowsの電源モードは「最適なパフォーマンス」にした。MSI Centerアプリの「User Scenario」は、AIによる最適なパフォーマンスにしてくれる「スマートオートモード」と、GPUのコアクロックオフセットを100MHz、ファンブースト状態にした「究極のパフォーマンスモード」の2種類で計測している。

 まずは、定番のCPU性能を測る「CINEBENCH R23」から。計測はデフォルト設定の10分間回したときのスコア。

「CINEBENCH R23」の結果

 結果は、いずれのモードでもマルチコアで2万1000pts前後と24スレッドの強みを発揮している。

 続いて、アプリの動作性能を検証する「PCMark 10」を実行した。

「PCMark10」の結果

 結果は、いずれも8000を軽く超え、究極のパフォーマンスモードでは8800に迫る値を記録している。ゲーミングマシンではあるが、ビジネスやクリエイティブ系の作業でも優れた性能を発揮する。

 次に3D性能をテストする「3D Mark」では、DirectX 11に対応した「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」、DirectX 12に対応した「Time Spy」「Time Spy Extreme」、そしてレイトレーシング系のDirectX Raytracingに対応した「Port Royal」、DirectX 12 Ultimateに対応した「Speed Way」を実行している。

「3D Mark」の結果

 結果は全体的に究極のパフォーマンスモードのほうが上回っており、軽めな4K解像度のFire Strike Ultraで11000超え、重い4K解像度のTime Spy Extremeでも8000を超え、究極のパフォーマンスモードは9000に迫る値を記録した。これはハイエンドのゲーミングデスクトップに匹敵するもので、レイトレーシング系の結果を見ても余裕のあるパフォーマンスだ。

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