このページの本文へ

エレコム、ティーエスシー(テスコム電機グループ)の株式を取得。家電事業の拡大狙う

2023年05月29日 18時45分更新

文● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

エレコム公式サイトより

 エレコムは5月29日、同日に開催した取締役会において、テスコム電機を中核としたテスコム電機グループの株式を保有するティーエスシーの全株式を譲り受ける契約の締結について、決議したことを発表した。

 エレコムは、2022年に「調理家電」の領域へ既に本格参入をしており、現在は「家電」領域を新規事業のテーマとして掲げている。今回の株式取得では、これら製品群の企画・設計・製造・品質管理に関するノウハウを得て、さらに同社グループの家電事業の成長を加速させることを目的としている。

 ティーエスシーが保有するテスコム電機グループでは、美容家電製品(ヘアードライヤーやヘアーアイロンなど)、調理家電製品(ミキサーやスティックブレンダーなど)、健康器具(フットマッサージャーなど)といった様々な主力製品を展開している。これまでエレコムが手掛けていないそれらの製品群を、テスコム電機グループが従来展開している調理家電などの家電製品群に加えることにより、新規事業である家電事業を速やかに拡大することが本件の目的だとしている。

 また、エレコムが強みとしている家電量販店への展開力や営業力により、テスコム電機グループの製品の販売力を拡大することをはじめとして、製品力と販売力を組み合わせたシナジー効果を狙う。

カテゴリートップへ