独自の遺伝子システムにより唯一無二のペットを育成可能

AI搭載のスマホ向けペットシミュレーションゲーム『Peridot』が本日配信

2023年05月09日 18時00分更新

文● Zenon／ASCII

　Nianticは5月9日、現実世界に軸を置いた拡張現実の魔法と人工知能によって進化を遂げた、画期的でまったく新しいペットシミュレーションゲーム『Peridot（ペリドット）』を配信開始したと発表。

　対象プラットフォームはiOS／Androidで、全世界のApp StoreとGoogle Playにて配信される。

・App Store
https://apps.apple.com/app/peridot/id6445801028
・Google Play
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.nianticlabs.peridot

ユニークなバーチャル生物ペリドットに出会おう

　「ペリドット（もしくはドット）」は好奇心あふれるバーチャル生物。この生物たちは、ユニークな遺伝子構造と、周囲の環境を認識できる特別な力を持っている。

　何世紀にもわたる休眠から目覚め、いままでいた世界とはまったく違うこの世界で、ドットたちはお世話をする「キーパー」の手助けを必要としている。

　このデジタルペットたちと、本物のペットと同様になでたり、とってこい遊びをしたり、食べ物をあげたり、トリックを教えたり、探検したり、着せ替えたり、一緒にかわいい写真や動画を撮ったりしてみよう。

ペリドットの遺伝子のふしぎ

　ドットがすくすく育ったら、キーパーたちは一緒に新しい世代のドットをふ化させることができる。

　Nianticの「ペリ遺伝子システム」により、それぞれのドットは完全に独自のDNAを持って生まれてくるため、その見た目のバリエーションは無数に。

　宇宙にある星の数よりも、地球上にあるビーチの砂粒の数よりもバリエーションにあふれているとのこと（いくつあるか知りたい方は、2.3x10の24乗の計算式をどうぞ！）。

■プロダクションディレクターのZiah Fogel氏コメント

　「私たちの無秩序な世界で、この生き物たちは私たちの生活に楽しさ、好奇心、安らぎをもたらしてくれます。本物のペットのようにかわいがることができ、トイレなどの手のかかるお世話は不要です。

　私たちのゴールは、外出先で手軽に楽しめるゲームを作ることにより、私たちの持つARプラットフォームの可能性の限界を大きく押し広げ、モバイル機器や、今後出てくる新しい世代のハードウェアでのAR体験に刺激を与えることです」

　新しいドットをふ化させることで、ペリドットのアーキタイプや、レアな特徴の引継ぎ、性格の特性などを学ぼう。

　ユニコーンや、クジャク、チーター、ヒツジ、イエティなどの現実世界や想像上の生き物を象徴するアーキタイプを含む、数えきれないほどの見た目を発見できる。

　アーキタイプはアップデートやゲーム内のスペシャルイベントで追加される。ほかのキーパーと協力して、全アーキタイプを集めたり、レアな特徴を見つけたりしよう。めったに見つからないものもあるという。

ほかのキーパーとの協力

　『Peridot』で大切なのは、現実の世界でほかのキーパーたちと団結すること。団結して新しいドットを生み、育てよう。

　キーパーはNianticのソーシャルアプリ、Campfireでコミュニティ内のみんなとつながり、新しいドットをふ化できる。

■Nianticのプロダクション責任者 Kellee Santiago氏コメント

　「『Peridot』は先進的な技術と、今自分のいる場所での出会い、そして楽しくて気まぐれなペット体験を詰め込んだものです。

　けれど、魔法というのは、新しいドットをふ化させるためにほかのキーパーとつながるときに起こるのです。このユニークで幻想的なペットたちが世界中にあふれる日が待ちきれません。

　それぞれのペットが、誰かが誰かとつながって生まれたものなのですから。『Peridot』が、私たちみんなが互いに好奇心を再発見する手助けになればと願っています」

革新的なAR：NianticのLightshipプラットフォーム

　Niantic内で開発された『Peridot』は、完全な拡張現実のゲーム体験を届けるため、NianticのLightship ARプラットフォームを搭載している。

　何年にもわたるコンピュータービジョンやAI研究、さらにはリアルタイム・マッピング、オブスタクル・オクルージョン、セマンティック・セグメンテーションなどの革新的な技術により、ペリドットは非常にリアルな形で現実世界にあるものとインタラクトし、時間の経過とともに賢くなれる。

　例えば、ドットはソファがどこにあるかを認識し、お昼寝をしてくつろいだりするほか、テレビの画面も認識できる。もしテレビによって日々のお散歩が邪魔されようものなら、ドットはためらわずにテレビについて思うことを伝えてくるだろう。

　また外を探索中、ドットは土、水、草、砂、コンクリートなどの異なる表面を見分けることができ、人間、動物、花なども識別できるため、新しいゲーム体験が可能になる。

ARハードウェアと『Peridot』の未来

　『Peridot』をデザインするにあたって、その未来を見据えているとのこと。現在はモバイル向けとなっているものの、長期的なビジョンとしては、最終的にそのゲーム体験をウェアラブルMRやARグラスを含む未来のARハードウェアを利用したバーチャルライフ向けのプラットフォームに発展させたいと考えているという。

※『Peridot』に関する詳しい情報や最新のお知らせについては、以下の『Peridot』公式ウェブサイトをご覧ください。
https://playperidot.com/