MacBookのストレージ拡張はSamsung Portable SSD「T7 Shield 4TB」におまかせ

文●藤田 忠 編集●北村/ASCII

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安定した読み書きと不安のない温度管理

 「T7 Shield」は、USB 3.2 Gen2(10Gbps)の理論値となる1250MB/sに迫る、最大リード1050MB/s、ライト1000MB/sのスペックを備える。ただ、macOS上での実アクセス速度(APFS)は、リード721.25MB/s、ライト839.61MB/に留まっている。ストレージパフォーマンスが、OSのバージョンや、プロセッサー、フォーマット形式で変わってくるのは、Mac環境ではおなじみだ。

Windows OS定番の「CrystalDiskMark」の結果。安定して公称アクセス速度を発揮した

macOSでは「AmorphousDiskMark 4.0」でチェック。Windows環境にはおよばないが、必要十分な読み書き速度を発揮している

 最大読み書き速度は、メーカー公称値に届かないが安定した読み書き速度を発揮するとともに、不安のない温度で使えるのも「T7 Shield」のポイント。実際に手動でストップするまで、読み書きを繰り返すストレージベンチマークの「Blackmagic Disk Speed Test」を30分間実行してみると、常に安定した読み書き速度を発揮していた。

 そのうえ実行中のボディ表面温度も、41.5度と不安のない温度となっていた。バックグランドで動作するバックアップ機能のTime Machine実行時なども安心というわけだ。

「Blackmagic Disk Speed Test」の初回計測時(左)と、30分間連続計測時(右)。時間のかかるバックアップ用途にも安心して使える

テスト中のサーモグラフィー画像。30分間連続読み書きしても、表面の最大温度は41.5度と不安のない温度

「T7 Shield」4TBを実際に活用してみた

 必要十分な読み書き速度と、手頃な価格で導入できるUSB 3.2 Gen2対応の「T7 Shield」シリーズ。その最大容量となる4TBモデルの活用方法はいろいろあるが、まずはmacOSおなじみのバックアップシステムのTime Machineで使ってみよう。

 なお、アップルはストレージをTime Machine専用として運用するのを推奨している。これはリスク分散の点からも正しいが、パーティションを分割することで、データとTime Machineの領域を1台の外付けストレージで運用することもできる。手順自体は同じで、「ディスクユーティリティ」で、パーティションを分割するだけだ。

SSDに最適化されているAPFS形式、名前をTimeMachineに設定してフォーマット

「一般」「Time Machine」で「バックアップディスクを追加...」ボタンを押して、ストレージを選択

バックアップの暗号化や、パスワードを設定して「完了」をクリックすれば設定は完了だ

あとは自動でバックアップ

ストレージ全体だけでなく、ファイル単位で簡単に復元できるのが便利だ

パーティションを分割して、データとTime Machineの両方で使うことも可能だ

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