このページの本文へ

FIXER、生成型AI活用のエンタープライズ向けGPTプラットフォーム「GaiXer」提供開始

2023年04月27日 11時20分更新

文● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 FIXERは4月25日、Microsoftがクラウドサービスとして提供する「Azure OpenAI Service」を活用した、エンタープライズGPTプラットフォーム「GaiXer(ガイザー)」の提供を発表した。

 Azure OpenAI Serviceとは、米OpenAIが開発した「ChatGPT」「GPT-4」といった生成型AIモデルを簡単に利用できるクラウドサービス。ChatGPTの登場により生成型AIは誰にでも利用可能になりつつあるが、エンタープライズにおける活用では情報セキュリティーやデータガバナンスに関する課題も指摘されている。

 こうした課題に対してGaiXerはAzure Open AI Serviceをベースにエンタープライズ要件を満たすプラットフォームサービスとして開発。ユーザーからの質問に対して、カスタマイズされた高品位な回答を生成するGaiXer Chatや、定型的な事務作業を代行するGaiXer Assistant等のサービスを順次展開するとしている。

 主な特徴として、マニュアル等の学習データや過去の対話データを顧客の管理領域に保存することで企業の機密情報やユーザーのプライバシーを保護。独自ナレッジベースに基づき、ユーザーの質問を変換してAIにインプットし、高品位な回答を生成。生成されたアウトプットについても確認を行ない不適切な回答を防ぐことができる。また、エージェントに口調などのキャラクター、禁則事項などを設定が可能。音声データを精度高くテキストデータに変換して回答を音声で出力することができるほか、LINE公式アカウントと連携してLINE上で問い合わせを受けて回答できる。

 行政ヘルプデスクやeコマース、コンタクトセンターや従業員向けトレーニングツール、組織の業務効率化といった活用を想定している。

■関連サイト

カテゴリートップへ