「Blazing M.2 Gen5 Fan-Heatsink」の冷却性能もチェック
「B650E Taichi」は、Ryzen 7000搭載ゲーミングPCを"最強"にするマザーだ
気になるパフォーマンスをベンチマークテストで確かめてみた
実際に「B650E Taichi」を使用してPCを組み、性能をチェックしてみた。CPUには「Ryzen 9 7900X3D」、GPUにはAMDの「Radeon RX 7900 XTX」を搭載したASRock「Radeon RX 7900 XTX Taichi 24GB OC」を使用。また、PCIe Gen 5対応SSDと「Blazing M.2 Gen5 Fan-Heatsink」の冷却テストを実施するため、ストレージにはNextorageのPCIe Gen 5対応SSD「NE5Nシリーズ」のサンプル品を使用している。
検証環境機 スペック | |
---|---|
CPU | AMD「Ryzen 9 7900X3D」(12コア/24スレッド、最大5.6GHz) |
CPUクーラー | NZXT「KRAKEN X73」(簡易水冷、360mmラジエーター) |
マザーボード | ASRock「B650E Taichi」(AMD B650E) |
メモリー | Crucial「CT2K8G48C40U5」(DDR5-4800、8GB×2) |
ストレージ | Nextorage「NE5Nシリーズ」サンプル機(PCIe Gen 5) |
ビデオカード | ASRock「Radeon RX 7900 XTX Taichi 24GB OC」(24GB、GDDR6) |
電源ユニット | 80 PLUS TITANIUM認証電源ユニット 1250W |
OS | Microsoft「Windows 11 Pro」(22H2) |
まずは、おなじみのCPUのレンダリング性能を計測するベンチマーク「CINEBENCH R23」の結果から。
Multi Coreテストの結果は27239pts、Single Coreテストの結果は2004pts。この結果を見る限り、上位チップセットであるX670E搭載マザーでの計測結果などと比較しても、しっかりとCPUの性能を発揮できていることが分かる。B650Eチップセットのマザーボードであってもパフォーマンス面で不利になることは基本的にないため、その点は心配の必要はないだろう。
続いて、3Dグラフィックスの描画性能を計測する「3DMark」の結果だ。ここでは「Time Spy」系テスト2種、「Fire Strike」系テスト3種で結果を計測した。
GPUにRadeonハイエンドの「Radeon RX 7900 XTX」を使用していることもあり、いずれも良好な結果が出ている。特にフルHD解像度で描画される「Fire Strike」のGraphics Scoreの伸びが凄まじいが、フルHDでは性能を持て余しているとも言えるため、実際のゲームプレイ時にはWQHDや4Kなど、高めの解像度を選択するべきだ。いずれにせよ、「B650E Taichi」でしっかりとCPUやGPUの性能が引き出されている。
念のため、個別のゲームタイトルもいくつか見ていこう。今回は「Cyberpunk 2077」「Call of Duty Modern Warfare 2」「ホグワーツ・レガシー」で計測を実施。「Cyberpunk 2077」はプリセット「ウルトラ」、「Call of Duty Modern Warfare 2」は「極限」(アンチエイリアスは「ウルトラ」)、ホグワーツ・レガシーは「最高」とし、いずれのタイトルでもアップスケーリング系の設定はすべてオフとした。それぞれ解像度フルHD、WQHD、4Kの結果を計測している。
いずれのタイトルでも、4K解像度で平均60fpsを上回る良好な結果が出ている。テスト中のマザーボードはVRM付近の温度も安定しており、ベンチマーク時の不具合もなく、使用にあたりこれといって問題は見当たらなかった。
この記事の編集者は以下の記事もオススメしています
-
デジタル
3D V-Cache搭載「Ryzen 9 7950X3D」はゲーミングCPUの最高峰に輝くのか?【後編】 -
デジタル
3D V-Cache搭載「Ryzen 9 7950X3D」はゲーミングCPUの最高峰に輝くのか?【前編】 -
デジタル
3D V-Cache搭載「Ryzen 7 7800X3D」はコア数控えめだが最高のゲーミングPC向けCPUだった!? -
デジタル
20万円強で揃うASRockマザーを使ったイチオシ構成を教えます -
デジタル
20万円台前半で組める!"K無し"Core&ASRockマザー搭載PCの自作レシピ -
デジタル
"DDR4&DDR5どっちがいいのか問題"をASRockマザーで検証してみた -
デジタル
ASRock、B760シリーズ最安クラスながら拡張性の高いマザーボード「B760M PG Lightning/D4」を発売 -
デジタル
ASRockがRadeon RX 7600搭載ビデオカードを3シリーズで発売!先行してPhantom Gamingモデルの性能をチェック -
デジタル
ASRock、COMPUTEXで新マザーボード「NOVA」発表! AM5対応ベアボーンも -
デジタル
ASRock、インテルN100を搭載したACアダプター&ファンレス対応Mini-ITXマザーボード「N100DC-ITX」 -
デジタル
白系パーツは今が旬!ASRock「Steel Legend」をベースにPCを組んでみた -
sponsored
白ベースで2万円前後!この価格帯ではインターフェースも充実な「B760 Pro RS/D4」の魅力に迫る