ライアットゲームズは、4月19日に新作アクションRPG『メイジシーカー:リーグ・オブ・レジェンドストーリー』(以下、メイジシーカー)を発売する。同社のMOBA『リーグ・オブ・レジェンド』(以下、LoL)の世界観をベースにした、ストーリー重視のスピンオフ作品だ。対応プラットフォームはPlayStation 5、PlayStation 4、Xbox One、Xbox Series X|S、Nintendo Switch、PC。
本作の発売に先駆け、4月某日に開発者によるプレゼンテーションを実施した。本記事ではその模様をお伝えしたい。
LoLの"物語性"にフォーカスした作品を作る意味とは
まずは、メイジシーカーを生み出した同社のパブリッシング部門「Riot Forge」に関するプレゼンから。
同部門は世界中のインディーデベロッパーとパートナーシップを締結し、LoLの世界をベースとしたスピンオフ作品を生み出している。主にシングルプレイ重視の作品を手がけており、LoLの"物語性(ストーリーテリング)"を深く追求したものが多い。
2021年には『ルインドキング:リーグ・オブ・レジェンド ストーリー』と『ヘクステックメイヘム:リーグ・オブ・レジェンド ストーリー』が発売され、それに続くのが最新作のメイジシーカーというわけだ。加えて、2023年内には『ヌヌの唄:リーグ・オブ・レジェンド ストーリー』と『コンバージェンス:リーグ・オブ・レジェンド ストーリー』も控えている。詳しくは以下の動画を参照してほしい。
ライアットゲームズは、基本プレイ無料のオンライン対戦ゲームを開発している、もしくはeスポーツ大会の採用タイトルのイメージが強い。同社のゲームは世界中で人気を博しており、なかでもLoLのプレイヤー人口は全世界で約1億人以上とされている。2021年の時点で、同社関連タイトルの月間アクティブプレイヤー数が1億8000万人を突破するなど、人口は増加の一途を辿っている。
だが、LoLの魅力はそれだけではない。もうひとつの魅力は、壮大な世界観と個性豊かなキャラクターだ。対戦だけでなく、LoLの世界を探究する面白さも有しているため、改めて"奥が深い対戦ゲーム"だと再認識させられる。
プレゼンの最後で、同部門のクリエティブディレクターであるRowan Parker氏は「LoLに登場する物語をはじめ、チャンピオンのいる世界を表現することが同部門の出発点です。それぞれのタイトルについては、LoLへの愛情と情熱をもって取り組んでいます」と語っていた。LoLを愛するファンの心に刺さるような作品を創造したいという思いが伝わってきて、Riot Forgeの作品に興味を抱いた次第だ。
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