先端テックニュースまとめ読み from MITテクノロジーレビュー 第225回
オープンAIに聞いたチャットGPTのしつけ方/完全自動運転EVで「テスラ越え」
2023年03月20日 09時00分更新
「大ボラ吹き」のチャットGPTをどうしつける? オープンAIに聞いた
マイクロソフトは、提携関係にあるオープンAIが開発したAIチャットボット「チャットGPT」を、検索エンジン「ビング」に組み込んだ。その反響は大きく、あっという間に大量のユーザーを獲得した。しかし同時に、チャットGPTがとんでもないウソをつくことが話題になった。オープンAIはどう改善に取り組んでいるか。
青木俊介:完全自動運転EVで「テスラ越え」目指す起業家
「テスラを追い越す」を標語に掲げる自動運転スタートアップのチューリング(TURING)。最高技術責任者(CTO)の青木俊介は、実際に自動運転自動車をゼロから丸ごと製造して、ユーザーの手元まで届けることを目指している。
「デザイン」の意味を再定義する
「デザイン」という言葉の起源の1つは、建築物の図面を書くことにある。現在ではこの言葉は、ファッションから企業経営まで幅広い分野で使われるようになった。その言葉の意味を遡ると、もう一度、デザインという言葉を再定義する必要があることに気がつくだろう。
オープンAIが「GPT-4」を発表、性能向上も詳細は非公表に
チャットGPTで世界を驚かせたオープンAIが、新しい大規模言語モデル「GPT-4」を公開した。チャットGPTやGPT-3に比べて大幅に性能が向上しているとアピールするが、技術的詳細については非公表だ。
世界初の太陽地球工学実験、英国で2022年に実施か
英国で2022年9月に実施された太陽地球工学の野外実験は、世界初の科学実験だった可能性がある。機器の試験が目的とされるが、実験が強行された背景には、太陽地球工学者の焦りと不満があるのかもしれない。
特報:オープンAIのCEO 長寿企業に1.8億ドル投資 ——その狙いは?
【限定無料公開】チャットGPTの大ヒットで話題のオープンAIのサム・アルトマンCEOが、アンチエイジング(抗老化)企業に個人で1億8000万ドルを投じていたことが本誌の独自取材で分かった。ユーリ・ミルナー、ジェフ・ベゾス、サウジアラビア王室など世界の名だたる大富豪が熱心に投資している分野に、注目の起業家が参戦する。
再エネは環境に悪い? 「3つの都市伝説」の謎を解く
気候変動の緩和には、再生可能エネルギーの導入を進める必要がある一方で、「再エネは環境に悪い」といったさまざまな通説も存在する。今回は特に再エネの材料にまつわる3つの「伝説」の真偽を検証してみよう。
CO2排出量を大幅削減、次世代セメント製造法に脚光
建築には欠かせない材料である「セメント」は、製造時に大量の二酸化炭素を排出するという問題を抱えている。あるスタートアップ企業は、二酸化炭素排出量の大幅な削減を可能にする、新しいセメント製造法を開発している。
MITテクノロジーレビューからのお知らせ
MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.10
世界を変えるU35イノベーター2022年版MITテクノロジーレビュー選ぶ「U35」イノベーター特集!
MITテクノロジーレビュー恒例のU35(35歳未満)のイノベーター特集号。人工知能(AI)/ロボット工学、インターネット、通信、コンピューター/電子機器、輸送、持続可能性、生物工学など幅広いテクノロジー領域で活躍する2022年の日本を代表する若手イノベーター14人、米国・中国・欧州などで活躍するグローバルのイノベーター35人を一挙紹介する。
第2特集では、「テクノロジー大予測2023」として、AIから量子コンピューター、宇宙開発、mRNAワクチンまで、重要トレンドをMITテクノロジーレビューが徹底予測。各分野の専門家や有力プレイヤーへの取材をもとに、技術・資金・政策などの多角的な視点で解説する。
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