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コストを抑えてストレージ容量を増やす!

Amazonの安価なNVMeエンクロージャーで実測3GB/sのストレージを増設したら快適すぎた

2023年03月13日 13時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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Crucialはお買い得な「P5 Plus」をチェック

 次はアキバならではの週末特価で、1TBが1万2000円を切ったCrucialの「P5 Plus」だ。アクセス速度は、PCIe4.0最速クラスに一歩譲るが、TLC NAND採用、DRAMキャッシュ搭載で、この価格帯はかなり魅力的だ。コストを抑えたゲーミングPCにも、ベストと言える。

P5 Plus 1TBの結果

 「P5 Plus」は、リード3068MB/sと高速だったが、ライトは1965MB/sといまひと振るっていない。Samsung「980 PRO」、「990 PRO」ほど極端な数値ではないが、試しにWindowsの書き込みキャッシュを有効にしてみると、シーケンシャル、ランダムのライトパフォーマンスが大きく向上した。外付けストレージの使い方次第で書き込みキャッシュを設定するのがいいだろう。

書き込みキャッシュを有効にしたP5 Plus 1TBの結果

Western Digitalは4モデルをチェック

 続いては、Western Digital製NVMe SSDを試していこう。試したのはPCIe3.0×4の「WD Blue SN570 NVMe」に、高コスパPC自作の定番となるPCIe4.0×4 NVMe SSDの「WD_BLACK SN770 NVMe」、そしてPCIe4.0最速クラスの「WD_BLACK SN850 NVMe」と、最新モデルの「WD_BLACK SN850X NVMe」の4モデルだ。

WD BLUE SN570 NVMe 1TBの結果

WD_BLACK SN770 NVMe 1TBの結果

WD_BLACK SN850 NVMe 2TBの結果

WD_BLACK SN850X NVMe 1TBの結果

 Western Digitalの4モデルは、Windowsの書き込みキャッシュを有効にせずとも、高いシーケンシャルライトパフォーマンスを発揮している。最速クラスとなる「WD_BLACK SN850 NVMe」と、「WD_BLACK SN850X NVMe」のアクセス速度が優秀なのは当然だが、PCIe3.0の「WD Blue SN570 NVMe」でもリード3000MB/s台、ライト2500MB/sと必要十分なアクセス速度を発揮している。

 さらに「WD_BLACK SN770 NVMe」は、NVMeエンクロージャーとの組み合わせでもコスパ優秀で、リード3100MB/s、ライト2900MB/sの高パフォーマンスになっている。

2TBで2万円を切るSUNEASTの格安SSDを試す

 最後はPCIe4.0最速クラスのリード/ライトを発揮しながら、2TBで2万円を切っているSUNEAST「SE900 NVMe 70」の2TBモデルを試していこう。

SE900 NVMe 70 2TBの結果

 先日お届けしたレビューでも優秀だった「SE900 NVMe 70」だが、BLM40Cに搭載してもそれは同じでリード/ライトともに、不満のないパフォーマンスを発揮している。

 ただし、「SE900 NVMe 70」をNVMeエンクロージャーに取り付けるには、標準装備のヒートシンクが干渉してしまう。そのため、ヒートシンクを取り外す必要があるが、そうするとメーカー保証が受けられなくなるので悩みどころだ。

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