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コストを抑えてストレージ容量を増やす!

Amazonの安価なNVMeエンクロージャーで実測3GB/sのストレージを増設したら快適すぎた

2023年03月13日 13時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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 最大40Gbpsに達するThunderbolt 4/USB4や、最大10GbpsのUSB3.2 Gen2の普及で、実用的なアクセス速度での外付けストレージ増設が可能になっている。コンパクトかつ軽量なので、ノートやタブレットPCと一緒に毎日持ち歩くことも十分可能だ。

 購入時にカスタマイズできるMacを例にすると、コスト面も優秀だ。最新Macではデフォルト256GBまたは、512GBモデルの容量を512GBまたは1TBにアップすると、プラス2万8000円追加される。

 しかし、店頭に並んでいるNVMe M.2 SSDなら1TBで1万円を切っており、2TBでも2万円台で購入できる。1万5000円程度のThunderbolt 3、4/USB4対応NVMeエンクロージャーとあわせても、1TBで2万円台後半とコスパ良好だ。

 組み合わせるNVMeエンクロージャーとSSD選びのハードルはやや高いが、この春にMacやノート、タブレットPCの購入を考えている人や、ストレージの容量不足に悩んでいる人は狙い目と言える。

 筆者も4年ぶりに購入したM2 Mac miniと組み合わせるために、Indiegogoでクラウドファンディング中だったPCIe4.0に対応し、最大リード3.8GB/s、ライト3.1GB/sをうたう「ZikeDrive」を支援した。

Indiegogoで支援してみた「ZikeDrive」。デザインもいいので、届くのが楽しみ(失敗しなければだが)

 同時にAmazonを物色して目をつけたのが、「SAN ZANG MASTER」ストアが販売しているThunderbolt 3、4/USB4に対応するNVMeエンクロージャーで、Amazonのセールやクーポンの提供など、タイミング次第では1万円前後で購入可能と、なかなかお買い得になっている。

SAN ZANG MASTERのThunderbolt 3、4/USB4対応NVMeエンクロージャー。筆者はシルバーモデルを購入した

 メーカー公表の最大リード・ライトは、リード2700MB/s、ライト1400MB/sになっている。NVMeエンクロージャーのなかには、1万6000円でリード/ライト3000MB/secをうたう製品もあるので悩むところだが、SAN ZANG MASTERのAmazonレビューでは、ライトパフォーマンスも2000MB/sオーバーの報告が多かったので、実際に購入して試してみることにした。

記事執筆時点では、グレーモデルが安くなっていた

■Amazon.co.jpで購入

外付けで3GB/sを狙えるNVMeエンクロージャー

 SAN ZANG MASTERのThunderbolt 3、4/USB4.0対応NVMeエンクロージャー(パッケージ型番:BLM40C)をチェックしていこう。

 BLM40Cは、実測で幅約50mm、奥行き約106mm、厚さ約17mmで、重さは約100gになっている。筐体はアルミニウムなので、SSDの冷却に利用することもできる。Type-C-Type-A変更コネクターと、Type-Cコネクターを備えるケーブル(コネクターを含まず、ケーブル長は約24.5cm)に、SSDに装着するヒートシンクや熱伝導シート、ドライバーが付属している。

SAN ZANG MASTERのロゴや、製品スペックが記載されたパッケージに入っていた

持ち歩きも十分可能な大きさになっている

筆者は使わなかったが、NVMe SSDに取り付けるヒートシンクなどが付属している

Thunderbolt 3、4/USB4.0対応ケーブルが付属する

Type-CとType-A両用になっているのは便利だが、Type-Cコネクター使用時に、Type-Aコネクターをつなぐ部分が邪魔になる

裏ぶたを外してNVMe SSDを取り付けるだけで、外付けストレージの完成だ

Type-Cコネクターの横には、アクセスLEDを備える

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