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ローコード/ノーコードの市場は5年で2倍超に ITRが調査を発表

2023年02月14日 14時40分更新

文● ASCII

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 アイ・ティ・アールは2月14日、国内のローコード/ノーコード開発市場規模推移および予測を発表した。

 ローコード/ノーコード開発市場の2021年度の売上金額は611億6000万円、前年度比18.6%増となり、市場に影響力を持つ上位ベンダーをはじめ、市場を構成するベンダーの8割超が2桁以上の伸びを示したという。

 DXや業務改革の推進にあたり、保有するデータの利活用を促進してビジネスをより活性化させるための業務アプリケーションを広範かつ迅速に開発するツールとして、ローコード/ノーコード開発プラットフォームに注目する企業が増えており、各種システムのクラウド化が進んでいることを背景に、親和性の高いクラウドサービスの需要が特に高く、今後も新規導入が期待できる。また、パッケージ製品は、基幹システム周辺のアプリケーション開発において需要が大きいことから、継続して一定の導入が見込まれるとしている。

 同社では、これらのことから、同市場のCAGR(2021~2026年度)は16.8%、2026年度は1300億円を上回り、2021年度の市場規模の2倍超に拡大すると予測。

 今回の発表は、ITRが発行する市場調査レポート「ITR Market View:ローコード/ノーコード開発市場2023」に詳細を掲載。同レポートには、ローコード/ノーコード開発市場を対象に、国内22ベンダーへの調査に基づいた2020~2021年度売上げ実績および2026年度までの売上げ予測を掲載している。

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