親なら知っておきたい人気スマホアプリの裏側と安全設定 第203回
Facebook離れ、クックパッド離れの傾向も?
令和のママはSNSで情報収集、LINE・YouTube・インスタが三強
2023年01月24日 10時00分更新
ママ人気上位はLINE、YouTube、Instagram
子どものママたちはどのようなアプリやSNSを利用しているのか。「ママスタ」による「ママが使っているアプリ・ネットサービスランキング2022」(2022年12月)を見ていこう。
ママが使っているアプリ・ネットサービスは9年連続で『LINE』が第1位となり、利用率は91%だった。第2位は『YouTube』(71%)、次いで『Instagram』(66%)、『Twitter』(54%)など。ママの半数以上がSNSを利用している。
SNSの利用率は年々伸びており、ママたちのコミュニケーションにおいて、SNSが当たり前になっていることがわかる。
一方、Facebookとクックパッドは減少傾向に。若いママたちのFacebook離れが指摘できるだろう。レシピというニーズは変わらずあるものの、DELISH KITCHETなどの料理アプリに人気が流れているようだ。
5割のママがSNSから情報収集
「ファッション」「美容」「グルメ」について、「最も情報を得ているツール」も調査している。「ファッション」で46.9%、「美容」で46.1%、「グルメ」で37.5%がSNSから情報を得ていると回答。ママたちもSNSを情報収集ツールとして活用しているのだ。
また、「ファッション」「グルメ」に関しては『YouTube』から最も情報を得ているという回答がそれぞれ3.3%、5.0%だったが、「美容」は10.7%と1割以上という結果に。美容に関しては動画もよく活用されているというわけだ。
「育児情報とかよく見るかな。子どもも連れていけるレストラン情報、新しくできた遊び場とか、100均でゲットできるオモチャとか。コスパ良いおしゃれなコーデとかプチプラコスメとかもあって、参考になることは多い」と、未就学児の子どもを持つ、あるママは言う。
「先日、子どもの好きなキャラのコラボメニューが始まったから、あるチェーン店で食事した。そういう最新情報はやっぱりSNSだと思う」
子どもが小さいときにはママたちの自由になる時間は少ないが、SNSでは自分の欲しい最新情報を手軽に得ることができ、重宝しているようだ。欲する情報がはっきりしている人は、SNSをうまく活用してみてはいかがだろうか。
著者紹介:高橋暁子
ITジャーナリスト、成蹊大学客員教授。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki

この連載の記事
- 第211回 中学生の5人に1人がスマホ課金済。7割がSNSを利用するネイティブ世代
- 第210回 今どきの大学生は入学前からインスタで交流、Twitterは利用率で逆転される
- 第209回 経験者は高校生で2人に1人、社会人でも3人に1人。勉強垢活用はもう当たり前
- 第208回 子どもが使うLINEを安全にする設定方法を紹介! そのままだとプライバシーが漏れるかも!?
- 第207回 子どもが不特定多数と交流できるLINEのオープンチャットを制限する方法
- 第206回 LINE版TikTok!?「LINE VOOM」のおすすめ子ども向け設定を覚えておこう
- 第205回 小学生がなりたい職業3位芸能人、1位は3年連続YouTuber、2位は……
- 第204回 令和のシニアは「寝る前スマホ」や「ながら視聴」が当たり前
- 第202回 未だに禁止!? 小中学生の1割が学校の貸与タブレットを自宅へ持ち帰れない理由
- 第201回 今やTwitterとインスタは10代から60代まで複垢所持が多数派に!?
- この連載の一覧へ