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働く!おすすめ周辺機器レビュー 第23回

Edifierのサウンドバーとスピーカーをチェック!

コスパお化けのコンパクトスピーカー「ED-MG300」「ED-R19BT」は仕事もゲームもOK

2022年12月27日 11時00分更新

文● 二瓶朗 編集●ASCII

提供: 株式会社プリンストン

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仕事にゲームに、これで十分と思わせるサウンドバー

 さっそく「ED-MG300」を試用してみよう。試用環境は筆者の仕事用の机上。サウンドバーらしくディスプレーの下に置いてみる。筆者はディスプレーアームでディスプレー直下にだいぶ広いスペースを確保しているので、当然ながら配置に問題はない。実際に机上に置いてみると、そのコンパクトさがわかる。

 普段使いのデスクトップパソコンと接続してみる。USBハブを介してケーブル1本で接続、すぐさま認識された。ドライバーなどは不要。筆者が接続したときは即アクティブになってそのまま使えたが、スピーカーのほかにヘッドホンなどが接続されている場合は「サウンドの設定」から適宜選択すればよいだろう。

 まずは「MUSIC」モードで音楽鑑賞してみることに。モードの切り替えは「Play/Pause」ボタンをダブルクリックする。クリック音が1回鳴ると「GAME」モード、2回鳴ると「MUSIC」モードであることがわかる仕様になっている。モードを切り替えてみると「MUSIC」モードのほうがサラウンドを効かせている印象だ。

コンパクトサイズで配置場所の自由度も高い(プリンストン製品ページより)

 次にゲームをプレイしてみる。モードを「GAME」に切り替えると、音響効果を伴わない「素」のSEが感じられる。音楽鑑賞や動画鑑賞の場合はどちらのモードでもそれほど違和感はないが、FPSやTPSのようなゲームをプレイするときには「GAME」モードのほうが適していると感じた。音質についてはごく標準的だろう。高低域まんべんなくフラットなサウンドを味わえる。パソコンを音源に机上で使うのにまったく不満はない。

 電源を取るのにUSBケーブルによる給電が必要なので、実質的にパソコン専用サウンドバーと言えなくもない「ED-MG300」だが、パソコンにつないだ状態でも入力ソースを切り替えて、Bluetoothでスマホに接続すれば、スマホから音楽を再生できる。もちろん、USBアダプターなどで電源を確保すれば必ずしもパソコンがなくともBluetooth接続で各種デバイスの音楽を楽しめる。

 内蔵されたLEDは、「Light Effect」ボタンを押すたびに「赤→緑→紫→青→レインボー」といった具合に切り替えられる。そこまでまぶしすぎる光源ではないから点灯させたままでも構わないとは思うが、視界に入って気になる人もいるかもしれない。そのような場合は、同ボタンを長押しすることで消灯できる。

 内蔵マイクついては、操作ボタン類の中央に配置されている。オンライン会議で使ってみたが、若干こもるような音質ではあるものの、ノイズが入ったり聞き取りにくかったりということはなかった。筆者のように、キーボードの向こう側、ディスプレー直下に「ED-MG300」を配置していても十分声を拾ってくれていた。

ゲームプレイ中。筆者の環境ではこういう具合にディスプレー直下に配置。この位置でも十分マイクは音声を拾ってくれる

 一方、プレイ中にボイスチャットが可能なゲームでも使ってみたが、こちらも特段使えないことはない。普通に会話はできる。ただ、ヘッドセット装着時のようにマイクが口元に近くないためか、やや明瞭さに欠ける部分もあり、乱戦気味の場面などでは会話が通りにくいことも。

 なお、スピーカー出力の音量は「+」および「-」ボタンで調整できるが、マイクは常時オンで音量もパソコン側での調整になることを覚えておきたい。そして音声の遅延を避けたい場合、念のためゲームプレイ時はUSB接続をおすすめする。

 なお、ノートパソコンにも接続してみて場所を変えて使ってみたりもしたが、当然問題なく動作する。Type-AのUSB接続さえ可能ならケーブル1本で動作するので、たとえばテレワーク時に自宅のいろいろな場所でパソコン作業をするような働き方をしているなら、パソコンと一緒に「ED-MG300」も持ち運んで使うようなこともできるだろう。

「ED-MG300」の“邪魔にならないサイズ感”に惹かれる人は多いだろう

 「ED-MG300」は“コンパクトなバー型スピーカー”としても、“ゲームにも使えるマイクスピーカーフォン”としても、十分な性能を備えた製品と言える。

 LEDで発光するあたりも含め、外観はややゲーマーテイスト寄りではあるものの、そこまで尖り過ぎているわけではない。机上のアクセント、ぐらいに思えばテレワークも楽しくなるというものだ。ケーブルのみでつながる気楽さ、Bluetoothデバイスもつなげられる両方を備えているのも魅力の1つだろう。

 価格は7980円(税込/プリンストン直販価格)と、サウンドバーとして十二分に良好なコスパだ。テレワークやゲームプレイ時のヘッドセット装着が煩わしい人なら、ぜひ購入していただきたい1台である。

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