「Xiaomi 12T Pro」は、2021年発売の「Xiaomi 11T Pro」に続くシャオミのハイエンドスマートフォン。2億を誇る高画素のカメラを搭載し、ソフトバンクが「神ジューデン」とアピールする120Wの急速充電に対応するなど、充実した機能・性能を備えるXiaomi 12T Proの実力を発売前の実機から探ってみよう。
ボディー素材は高級化もカメラの出っ張りは目立つ
まずは本体サイズを確認すると、ディスプレーは6.7型の大画面で、サイズは約76×163×8.8mm、重量は205gで、Xiaomi 11T Pro(約76.9×164.1×8.8mm、204g)と大きく変わらない。最近の大画面ハイエンドモデルとしては一般的なサイズ感で手にすると薄さもあるが、やはり重さが200gを超えるので重く感じてしまう。
背面のボディー素材はガラスを用いており、マットな加工を施していることから触感は比較的さらさらしている。Xiaomi 11T Proが樹脂素材でハイエンドらしい高級感が得られなかったことを考えると、この点はポジティブな進化といえるだろう。
ただ気になるのが、カメラがかなり出っ張っており主張が際立っていることだ。とりわけ広角カメラの部分は2段になっており、5mm近い高さがあるため、背面を下にして本体を置くと傾きが気になってしまう。カメラモジュールの進化に伴い、カメラ部分の厚みがかなり増してしまったことが影響したと考えられるが、全体的に本体がもう少し厚くてもいいので出っ張りを抑えてほしかったところだ。
なお、側面はメタル素材が用いられており、右側面に電源キーと音量キーを配置。底面にはUSB Type-C端子とSIMスロットが用意されており、イヤホン端子はない。ディスプレーは有機ELで指紋センサーはディスプレー内蔵型のものを採用していることから、側面のインターフェースはかなりシンプルだ。

この連載の記事
- 第407回 「arrows N F-51C」は便利な独自機能とエシカルな作りが魅力のスマホ
- 第407回 日本上陸予定のOrbicが北米で発売する5Gミリ波対応スマホ「Myra 5G UW」をチェック
- 第406回 2億画素カメラで夜景もすごい! Galaxy S23 Ultraのグローバル版でカメラを試す!
- 第405回 1インチセンサーにツァイスの名レンズを再現する最強カメラスマホ「vivo X90 Pro+」
- 第404回 デザインもスペックも生まれ変わった新時代のスマホ「arrows N F-51C」最速フォトレビュー
- 第403回 「Xiaomi 12T Pro」は“神ジューデン” だけでなく2億画素カメラも実用的
- 第402回 Y!mobileで2万円台の5Gスマホ 「Libero 5G III」は大画面&多機能トリプルカメラ!
- 第401回 ハッセルブラッドカメラの縦折りスマホ「OPPO Find N2 Flip」はGalaxyに対抗可か?
- 第400回 ZTEのお手軽5Gスマホ「ZTE Blade V41 Vita 5G」を試す
- 第399回 「Redmi」ブランドの低価格タブレット「Redmi Pad」は動画鑑賞や読書に最適
- この連載の一覧へ