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Apple表参道にCocomiさんとティム・クックCEOがサプライズ登場 フルートの生演奏も披露

2022年12月14日 19時15分更新

文● 弓月ひろみ 編集●飯島恵里子/ASCII

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ピアノを担当する谷 昴登さんとCocomiさん

CocomiさんがiPad Proを使う理由

 今は12月26日のデビューリサイタルに向けて、練習に励む毎日だというCocomiさん。「アップル製品との関わりは?」という落合さんの質問に対し、「今年、譜面をiPad Proに変えた」と教えてくれました。演奏の際にはピアノ譜とフルートの譜の両方がが必要なため、肩が外れるんじゃないかと思うぐらいの重さで運んでいたそうですが、移動が楽になったと話していました。今回も生演奏中に譜面として、iPad Pro 12.9を使用していました。

 またデビューアルバムのレコーディングはコロナ禍の影響のため、海外アーティストとのリモートセッションで実施されたという裏話も。ヘッドホンから聞こえるアーティストの旋律にあわせて、自分のメロディをのせていく作業がメインで、アルバム内の2曲「愛の小径」「Prince: Estrelita」だけはスタジオで収録したそう。参加アーティストの佐藤晴真さん、金子三勇士さんとそれぞれ別室のブースに入り、隔離した状態でお互いを見ながらヘッドホンを装着して演奏したとのこと。コロナ禍の収録はなにかと苦労が多かったようです。

 落合さんから、本人の楽曲が空間オーディオで配信されていることについて触れられると、「最初は自分で聞くのが恥ずかしかった」と答えたCocomiさん。ただ、ノイズキャンセリングできるヘッドホンで聞いたところ、当時使っていたフルートのブレスの使い方や間の取り方などが細かく聴こえ、「びっくりした」と話していました。本人がリアルに思い出せるほどのクオリティ、まるで隣で演奏をしてくれているように感じられるのも空間オーディオならではですね。

 司会の落合さんも「Cocomiさんのフルートには優しさと繊細さを感じますし、一音一音に命を吹き込んでいるような生命力を感じます」と大絶賛でした。目の前で聴く音はダイナミックかつ表現力がすばらしく、まるで一瞬にしてApple表参道がコンサートホールに変わってしまったかのようでした。

 Cocomiさんの来年の抱負は、「自分にできることを200%やりながら、一歩ずつゆっくり進んでいくこと」だそう。Today at Appleでのサプライズとして登場したCocomiさん。Apple表参道を訪れた人への、一足早いクリスマスプレゼントになったようです。

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