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Core i9とRTX 3080 Ti Laptopで144Hzの17.3型ディスプレーを存分に使える1台

ゲーミングノートPCでもレイトレを大画面で存分に堪能せよ!

2022年12月14日 11時00分更新

文● 勝田有一朗 編集●八尋/ASCII

提供: ユニットコム

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基本プレイ無料系の人気FPS/TPSゲームは軒並み快適に動作
RTX 3080 Ti Laptopの地力はレイトレーシング対応タイトルで確認

 ここからは、ゲームベンチマークの結果やゲームプレイからフレームレートを計測し、LEVEL-17FG180-i9-WASXのゲームパフォーマンスを検証していく。

 ここでは、LEVEL-17FG180-i9-WASXの高リフレッシュレートディスプレーを活かす人気FPS/TPSゲームを中心に数タイトル、加えてRTX 3080 Ti Laptopが真価を発揮するレイトレーシング対応タイトルをいくつかピックアップして、パフォーマンスの計測を行なった。

 最初に定番ゲーム系ベンチマーク「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」の計測結果から見ていこう。

 画質設定はプリセットから「最高品質」を選択し、画面解像度は1920×1080ドット(フルHD)のみ。また、ファイナルファンタジーXIVのようなMMO RPGは長時間連続プレイすることも考えられるので、ファン音を抑えられる静音モードでもベンチマークを実行してみた。

「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」の結果

「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」実行中のフレームレート

 パフォーマンスモードの結果はスコアーが19809で「非常に快適」の評価が得られた。フレームレートも平均144fps近くをマークしており、144Hzの高リフレッシュレートディスプレーを存分に活かしたゲームプレイが楽しめそうだ。

 一方の静音モードの結果はスコアーが14285で「とても快適」の結果に。もう少しで「非常に快適」(スコアー15000以上)に届きそうなスコアーだ。フレームレートも平均100fpsと十分スムーズに動作している。もちろん、この状態で冷却ファンの音はかなり抑えられているので、MMO RPGようなあまり負荷の高くないゲームは、静音モードを選択するのもありだ。

 続いて、基本プレイ無料の人気FPS/TPSゲームを中心に、ゲームプレイ中のフレームレートを計測してパフォーマンスを検証していこう。フレームレート計測には「CapFrameX」というアプリを使用。計測は平均フレームレートのほかにデータ全体を100分割して最小値から1%の数値「min(1%)」を割り出し、これを最小フレームレートの代わりに記載している。

 人気のバトロワ型FPSゲーム「Apex Legends」から。解像度はフルHD固定とし、グラフィックス設定はアンチエイリアス「TSAA」の状態をベースにして、そのほかすべてのオプションを最高にした“最高設定”と、テクスチャストリーミング「高(4GB)」、テクスチャフィルタ「異方性x4」、モデルディテール「高」にして、残りのオプションはすべて「低」または「無効」とした“競技設定”の2パターンの画質設定を用意した。

 計測方法は射撃訓練場で特定のルートを移動したのちに「バンガロール」の「スモークランチャー」を射出して煙がなくなるまで待機するという一連の動きに対してのフレームレートを計測している。

「Apex Legends」の結果

 最高設定でも平均フレームレートは141fpsに達しており、144Hzの高リフレッシュレートディスプレーを存分に活かすことができそうだ。

 そして競技設定にするとフレームレートはさらに飛躍的に向上し、Apex Legendsのフレームレート仕様上限である300fpsに達する時間も長くなった。min(1%)も144fpsを超えるので、常に144Hzのリフレッシュレートを活かすスムーズな動作が可能となる。ゲームの勝敗に拘るなら、軽めの競技設定で144fps張り付きの安定フレームレートを選択するのがオススメだ。

 続いて、こちらも人気のバトロワ型TPSゲーム「フォートナイト」でゲーム中のフレームレートを計測。グラフィックスの設定は描画APIに「DirectX 12 API」を選択し、アンチエイリアスには「一時的なアンチエイリアス」を設定した状態をベースとし、この状態からクオリティプリセットより「最高」を選択した“最高設定”と、クオリティプリセット「低」をベースに3D解像度「100%」、描画距離「最高」に設定した“競技設定”の2パターンの画質設定を用意。

 フルHDでのフレームレート計測を行なうこととした。なお、フレームレートの計測にはゲームのリプレイ再生機能を利用している。

「フォートナイト」の結果

 最高設定の場合、平均フレームレートは120fpsを超え、min(1%)も60fpsを超えているので、スムーズなゲームプレイが期待できる。一方の競技設定ではフレームレートがさらに大きく伸びて、min(1%)も144fpsを大きく超えてくる。

 安定して144Hzの高リフレッシュレートを活かせる競技設定がオススメではあるが、グラフィックスを優先した最高設定でも十分快適に遊べるだろう。

 次は、人気タクティカルFPSの「VALORANT」。グラフィックス設定は、フレームレート上限解除とV-Sync無効以外、すべてのオプションを「高」または「オン」にした“最高設定”と、アンチエイリアス「MSAAx4」、異方性フィルタリング「x4」以外はすべて「低」または「オフ」にした“低設定”を用意した。解像度はフルHDのみとしている。

 射撃場を1周したあと、BOTに対してライフルを4マグ分乱射するという一連の動作でのフレームレート計測を行なった。

「VALORANT」の結果

 人気シューターの中でもとくに軽量とされるVALORANT。今回の計測結果でもディスプレーのスペックを大幅に超えるフレームレートを記録している。あまりにもゲームの負荷が軽いため、静音モードを使用したり、フレームレートを制限したりして消費電力をいかに抑えつつ、快適に遊べるかというポイントを探っていくことが大事になりそうだ。

 次は、人気のチーム対戦型FPSゲームの続編として今秋リリースされた「オーバーウォッチ2」。グラフィックス設定はレンダースケール「100%」、高品質アップスケール「デフォルト」の状態をベースとし、グラフィック品質「エピック」「Normal」の2パターンを用いて計測を実施した。解像度はフルHD解像度のみ。リプレイ保存したゲームを再生した際のフレームレートを記録し、検証を行なっている。

「オーバーウォッチ2」の結果

 最高画質のエピックでも平均フレームレートが144fpsを大きく超えているので、144Hzの高リフレッシュレートを存分に活かしたゲームプレイを楽しめそうだ。Normalまで画質設定を落とすと、VALORANT並みのフレームレートが出るようになる。もう少し設定を煮詰めれば、min(1%)が144fps付近になる設定を探し出すのも、難しくないように思える。

 続いて、レイトレーシングの反射を活かした綺麗なビル群グラフィックスが特徴の「Marvel's Spider-Man Remastered」にてフレームレートを計測した。

 グラフィックス設定はフルHD解像度にアップスケールの「DLSS:品質」を適用、プリセットから「非常に高い」を選択した状態をベースとし、レイトレーシングのオンとオフの状態を比較している。レイトレーシングの設定は反射解像度を「高い」、ジオメトリディテールを「高い」、オブジェクト範囲を「6」にしている。マップの特定区間を、連続スイングで高速移動した際のフレームレートを計測した。

「Marvel's Spider-Man Remastered」の結果

 レイトレーシングオンでも、平均フレームレートが60fpsを超えており、全体的にスムーズなゲームプレイが可能だ。またレイトレーシングをオフにすると、さらに動きがスムーズになることもわかる。どちらを取るかは悩ましいところだが、平均60fpsを超えているのであれば、レイトレーシングによる正確で綺麗な反射の中でのゲームプレイをオススメしたいし、それをできるのがLEVEL-17FG180-i9-WASXだといえる。

 最後に、重量級AAAタイトルの代表として現在も名が挙がる「サイバーパンク 2077」のゲーム内ベンチマークからパフォーマンスを計測した。解像度はフルHD固定で、画質設定はクイックプリセットから「レイトレーシング:ウルトラ」「ウルトラ」の2パターンを選択し、ベンチマークを実行している。

「サイバーパンク 2077」の結果

 レイトレーシング:ウルトラでも平均フレームレートは60fpsを超えており、スムーズなゲームプレイが可能だ。レイトレーシングをオフにしたウルトラ設定では、よりフレームレートが向上し高リフレッシュレートのディスプレーをさらに活かせるようになる。

 どちらでプレイするか、Marvel's Spider-Man Remasteredと同様にこちらも悩ましいところだが、サイバーパンク 2077はそれほど激しいアクションゲームではないので、平均60fpsを超えているのであれば、やはりレイトレーシングの美しいグラフィックスをオススメしておきたい。

ノートパソコンでも最高画質設定でゲームを楽しみたいのなら
LEVEL-17FG180-i9-WASXで決まり!

 以上の検証結果からLEVEL-17FG180-i9-WASXは、軽~中量級のFPS/TPSゲームであれば高リフレッシュレートを活かしたゲームプレイを軽く達成でき、レイトレーシングを駆使する重量級AAAタイトルであっても、平均60fps以上でスムーズなゲームプレイを実現できる地力を持ったゲーミングノートパソコンということがわかった。

 重量級AAAタイトルではレイトレーシングを取るか、より高いフレームレートを取るかは悩ましいところだが、こんな贅沢な悩みができるのもゲーミングノートパソコン最高峰の性能を持つLEVEL-17FG180-i9-WASXならではだろう。

 価格は43万9800円からと、けっしてお手頃な価格というわけではないが、現時点でLEVEL-17FG180-i9-WASXがもっとも高性能なゲーミングノートパソコンの1台であることは確か。ノートパソコンでも画質設定に妥協することなく、最高画質でゲームプレイを楽しみたいと考えている人にオススメできる1台だ。

(提供:ユニットコム)

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