このページの本文へ

Pixel 7/Pixel 7 Pro発表! Pixel WatchはFeliCa入り! 第19回

【写真家レビュー】マクロと30倍ズーム搭載 Pixel 7 Proは処理能力が向上、グーグルAIの底力を感じる

2022年11月23日 12時00分更新

文● 鹿野貴司 写真●鹿野貴司 編集●飯島恵里子/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

左上が光学ズーム5倍、右上がデジタルズーム10倍で撮影。以降、各倍率の変化とともに解像感を見てほしい

10倍まではまったく劣化を感じさせない「デジタルズーム」

 とまあ要望はさておき、Pixel6 Proと比較して望遠カメラの光学ズームは4倍から5倍に、デジタルズームも20倍から30倍まで拡大された。この望遠カメラの有無がPixel 7 ProとPixel 7の大きな違いだ。Pixel 7 ProとPixel 7実売価格はそれなりに差はあるが、メインカメラは24mm相当と、一般的なカメラでいえばかなりの広角。ちょっと寄るだけでもデジタルズームに頼るというのは少々心許ない。Pixel 7 Proの望遠カメラも、それをベースにしたデジタルズームも描写が良好で、絶対にあったほうがいいと思う。

20倍で撮影

30倍で撮影

望遠カメラの5倍で撮影。ちなみにiPhone 14 Proの望遠カメラは3倍。この画角をこの画質で撮れるのは大きなアドバンテージだ

 デジタルズームは10倍までは、まったく劣化を感じさせない。20〜30倍も被写体との相性はあるが、ハマったときの解像感はなかなかのものだ。たとえばスポーツ観戦で選手とか、ライブでステージを撮影できる機会があれば、この描写性能は重宝すると思う。手ブレ補正が強力すぎて被写体をゆっくり追従するようなぎこちなさはあるが、16倍以上になると右上にピクチャーインピクチャーで少し引いた映像が表示され、その中に今捉えている部分が枠で表示される。これはなかなか便利だ。

デジタルズームの10倍で撮影。拡大して細部を見るとディテールは低下しているが、巧みな処理で一見それを感じさせない

デジタルズーム20倍。こちらも羽根のディテールはだいぶ失われているものの、違和感がないのはさすがだ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン