コーエーテクモゲームス×EAがタッグを組んだ和風ハンティングアクション

『WILD HEARTS』を一足先に体験!からくりを駆使したハンティングが超楽しい

2022年10月11日 00時00分更新

文● イチえもん 編集●ASCII

 『WILD HEARTS(ワイルドハーツ)』は、エレクトロニック・アーツ(以下、EA)とコーエーテクモゲームスがタッグを組んだ和風ハンティングアクションゲームだ。EAのレーベル「EA Originals」が販売、コーエーテクモゲームスのスタジオ「ω-Force」が開発を担当している。発売日は2023年2月17日で、対応プラットフォームはPlayStation 5、Xbox Series X|S、PC(Origin、Steam、Epic Games Store)。

 2022年9月28日に本作のゲームプレイトレイラーが公開されるや、国内外で大きな反響を生んだ。2023年を彩るハンティングアクションゲームとして、世界中のゲームファンから熱い視線が注がれている状況と言ってもいい。また、EAとコーエーテクモゲームスがタッグを組んだことも話題になり、どのようなシナジーを生むのか気になっている人も少なくないだろう。

 そんな注目度の高い本作を一足先に遊べる、メディア向け体験会に参加できた。本記事では、WILD HEARTSのファーストインプレッションをお届けする。

"からくり"が攻略のカギ!
全世界注目の和風ハンティングアクションを先行プレイ

 本作の舞台は中世の日ノ本、「あづまの国」。そこは、自然との融合で独自の進化を遂げ、人間たちの脅威となった"獣"が闊歩している。かつての平和は、獣たちによって蝕まれつつあった。そんな危機的状況にあるあづまの国に平和をもたらすべく、主人公は獣を討伐することに。古代の技術「からくり」と狩猟のスキルを活かしながら、さまざまな獣に挑む物語が展開される。

本作は中世の日本を舞台にしたハンティングアクション。主人公は、自然と融合して脅威の力を得た"獣"を討伐することに

 物語の説明はネタバレにつながるので省くとして、今回はゲームプレイについて語りたいと思う。

 移動や戦闘などの操作はシンプルなので、チュートリアルをこなせば慣れるだろう。攻撃のモーションがカッコいいあたりは、無双シリーズを生んだω-Forceならではといったところ。また、獣との戦闘で青色のゲージが充填されると、武器が変形して強力な攻撃を繰り出せるようになる。なお、使用時は青色ゲージが減少し、ゼロになると通常武器に戻るようだ。

 戦闘自体は従来のハンティングアクションゲームと通じる部分があるが、強力な武器に変化する仕様はなかなか興味深い。形勢逆転の余地が生まれるため、従来作と異なる面白さが味わえると感じた。

刀の場合、通常攻撃と強攻撃の2種類を用意

戦闘時、左下の青いゲージがたまると強力な武器を発動できるようになる。ゲージがゼロになると通常の武器に戻る

 ハンティングアクションゲームの醍醐味である、武器・防具を生成する要素も。フィールド内にある素材とお金を消費することで武器・防具を生成できる。武器・防具を生成するには「鍛冶場」を作って設置する必要がある。今回は一部の武器しか使用できなかったが、お気に入りの武器や攻略に役立つ武器を生み出す面白さがあると感じた。

武器・防具を生成できる鍛冶場

武器を作っている様子

 本作の肝となるからくりは、ゲームプレイトレイラーにもあるように、その場で生成する仕様になっている。フィールド内にある素材を集めて、さまざまなからくりを生成するイメージだ。

からくりはその場で生成する。安全な場所で生成しないと格好の的になるので注意

フィールド内にある資源を回収すれば、からくりを生成するための素材が手に入る

 狩猟に役立つものから、拠点となるテントまで、生成できるからくりは多彩だ。まだ開発途中なので不明な部分もあるが、ほかにもどのようなからくりが存在するのだろうか。ほかのからくりも気になって仕方がない。

ブロックを積み重ねて足場を作る。崖を登るだけでなく、この足場を利用してジャンプ攻撃を発動することも可能だ

ジップラインのようなからくり

 本作は基本的にどこでも登れる仕様になっている。足場や崖などは自由に登ることができるが、スタミナゲージの概念があるので、スタミナ管理が必要となる。さらに、獣の身体に捕まって弱点を攻撃するといったことも可能だ。獣の身体に捕まるアクションも重要になるだろう。

崖を登っている様子。登っている最中はスタミナゲージが減少する

獣の身体に捕まっている様子

何度か攻撃すると表れるコアは、獣の弱点だ。獣の身体に捕まった状態でこのコアを破壊すれば、大ダメージを与えらえる

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