• Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

純粋な“楽しい”が詰まっている、懐かしくも新しいRPG!

ブラックジョーク多めな会話にハマる!『ガーディアンテイルズ for NINTENDO SWITCH』は家庭用ゲームユーザーにぜひ遊んでほしい無料タイトル

2022年10月03日 18時00分更新

文● Zenon/ASCII

ちょっと頭を使うパズル要素

 本作はステージ攻略型のゲームとなっているが、そのなかでパズル要素もあるのがおもしろい。序盤に多かったのは燭台に火をつけるパズルで、火をつけてから消えるまでの時間がバラバラなため、長く灯るものから順に火をつける必要があるなど、少しのヒラメキが気持ちいいと感じた。

そんなことを言われたら……おや、ちょうどいいところに火のついた燭台が

燭台を投げつけたら、すごい勢いで木箱が燃えて道が開いていく……!

その先にはお目当ての宝箱が。ありがたくいただいていこう!

冒険の途中には、いわゆる“迷いの森”要素も。ヒントに従って十字路を正しい方向へ進まないと、入口へ戻されてしまう

ステージ内では「パープルコイン」や「スターピース」を収集するといった要素もあるので、隅々まで探索が楽しめる

宝を守る亡霊の視界に入らないよう、ときに素早く、ときには慎重に移動していくスニーキングミッション的なものもある

ワールドマップ。1ステージあたりの時間は短いので、テンポよく進められるのは嬉しいところ。謎解きメインの迷路や成長用のアイテムが手に入るダンジョンに入れたりと、ガーディアンレベルが上がると挑戦できることが増えていく

ダンジョンなどに入るにはスタミナを消費する。スタミナは時間経過で回復するが、なくなったらそれ以上遊べないあたりはスマホゲーム原作らしいところ

ただ、ゲーム内通貨のジェムを使えば即座に回復も可能だったし、序盤は余るほどスタミナが手に入るので心配無用だ

独特のセリフ回しとギャグセンスでニヤリ

 本作に登場するキャラクターたちはみんな個性的。ずっと笑顔のお姉さんだったり、ちょっと間の抜けた賞金稼ぎだったりと、特徴的でありつつ、会話の運びもユニークでまったく飽きない。

 ときには「え、そんなのアリ?」というような選択肢が出てくることも。プレイヤーの行動自体が1つの選択になっているので、一方通行の単調なゲームとはひと味もふた味も違う。闇を感じるブラックジョークだったり、ほかの作品をリスペクトした言い回しが登場したりと、ドンドン進めたくなる魅力がある。

襲撃してきた魔王らしき存在を「ブサイク」呼ばわりする姫。こいつは大物になる予感……!

キャラクターの力を引き出す覚醒石が手に入るダンジョンでは、違法駐車車両をぶっ壊すことでクリアとなる。「ごめんなさい!」と車の主が懇願するのを尻目に車を破壊するのが、楽しいか罪悪感を感じるかは、人それぞれだ

森に安置されていたマス……伝説の聖剣。襲ってきた魔獣を瞬殺し、レーザーも撃てる非常に強力な武器だが……

通りすがりの鍛冶師が力いっぱいぶったたくもんだから壊れてしまう。聖剣を探しにやって来た少女は困り果てる……それにしても聞き覚えのある設定だ

鍛冶師は「代わりにこれで」とレーザー銃を贈呈。そりゃあ剣や弓矢で戦ってる世界でハイテク武器を持ち出されたら、怪物もたまったものではないだろう……

この記事をシェアしよう

ASCII.jpの最新情報を購読しよう