東京ゲームショウ2022レポート 第35回
エレコム、ハイクラス・ゲーミングデバイスシリーズ「ELECOM GAMING V custom」を発表【TGS2022】
2022年09月16日 09時01分更新
エレコムは、ハイクラス・ゲーミングデバイスシリーズ「ELECOM GAMING V custom(エレコム ゲーミング ブイ カスタム)」(以下、V custom)を、東京ゲームショウ2022の同社ブース内にて発表した。
発表会では、最初に代表取締役社長 柴田幸生氏が登壇。柴田氏は、eスポーツ元年と呼ばれていたころは、国内でeスポーツは低く見られがちだったが、プロのeスポーツプレイヤーを筆頭にゲームに真剣に取り組むプレイヤーにとっては、eスポーツはれっきとした競技であり、リアルスポーツと同様に捉える必要性があると考えていると語った。
しかしながら、ゲーミングデバイスの国内年間売り上げ比率を見ると、日本メーカーの割合は全体の3%程度の存在感となっている。そのため、30年以上もマウスやキーボードを取り扱うメーカーであるエレコムとしては、いよいよ本格的に取り組まなければならない、といった決意をもって立ち上げたプロジェクトがV customだという。
V customは、同社が日本のプレイヤーのさらなる活躍と、日本のeスポーツシーンの貢献を目指して、真剣に勝利を求める競技シーンに向けた、究極の性能にフォーカスした製品シリーズであるとしている。
マウス2製品にキーボード4製品が登場!
V customの最初の製品は、マウスが2製品に、キーボードが4製品。
マウスはどちらも重量が約75gと、最近流行りの軽量で、左右非対称型で右利きに最適化された形状のワイヤレスゲーミングマウス。
上位モデルの「VM600PE」は、センサー分解能が最大26,000DPIと競合他社のプロゲーミング用モデルと相当の性能を有する。最大トラッキングスピードは650IPS、最大加速度が50Gとなっている。価格は1万4980円。
もう1つの「VM500」は、最大8ボタン利用でき、レポートレートが最大1000Hzというところは「VM600PE」と同じだが、センサーが異なり、分解能が最大12,000DPI、最大トラッキングスピードが300IPS、加速度が35Gとなっている。形状と重量は同じだが、センサー性能が異なるといったところだ。価格は9980円。

右側には薬指と小指がフィットする窪みがあり、右手で持った際にぴったりとフィットする形状になっている。サイズも欧米人よりも平均1cmほど小さいと言われる日本人のプレイヤーに合うように、やや小ぶりになっているという
キーボードは「VK300」と「VK310」がRGB LEDイルミネーション搭載モデルで、VK300がフルサイズよりも小型な65%サイズの日本語メカニカルゲーミングキーボード。VK310がフルサイズのテンキーレスモデル。
いずれのモデルもキースイッチが青軸、茶軸、銀軸で価格が異なり、VK300とVK310は青軸と茶軸のモデルが1万5980円、銀軸のモデルが1万6980円。
「VK200」はRGB LEDイルミネーション機能非搭載の65%、「VK210」がRGB LEDイルミネーション機能非搭載のテンキーレスモデル。価格は青軸と茶軸のモデルが1万1980円、銀軸のモデルが1万2980円。

キーキャップはプロゲーマーと一緒に検討し、しっかり指にフィットする上部だけ反映の窪むのある形状をしている「ネオクラッチキーキャップ」を採用。加えて文字の色と、周囲の黒い部分を別々の樹脂で成型し、文字部分を削り取らない限りは印字が見えなくならない、ゲームで酷使して印字が薄くなりがちなゲーマー目線に立った耐久性を有しているとのこと
FAV gamingとのスポンサー契約を発表
発表会の最後には、KADOKAWA Game Linkageがプロデュースするeスポーツチーム「FAV gaming」とのスポンサー契約を締結したことを発表した。
エレコムはV customシリーズにて、今後もゲームパットやヘッドセットといった、マウスやキーボード以外の製品も検討しているとのこと。今後の新製品情報にも期待したい。
権利表記:「エレコム株式会社 新製品発表会」

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