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すべてを高い次元のバランスで兼ね備えた旗艦機!

デザイン、表現力、性能、そのすべてが美しいフラッグシップ機<Yoga Slim 970i>実機レビュー

文●村野晃一/編集 ASCII

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<Yoga Slim 970i>は性能面も文句なしに充実しているとのテスト結果

 さて、<Yoga Slim 970i>は、デザインが美しく、画面表示や音響出力が素晴らしいということをご理解いただいた上で、いよいよ<Yoga Slim 970i>の性能についてみていこう。

 テスト機は、CPUに、第12世代 インテル® Core™ i7-1280P プロセッサー(Eコア 最大 3.60 GHz Pコア 最大 4.80 GHz)。メインメモリは16GB LPDDR5-5600MHz (オンボード)。ストレージは1TBのPCIe NVMe/M.2 SSD。グラフィックスは、CPU内蔵のインテル® Iris® Xe グラフィックス。その他の主な仕様は下表の通りとなっている。

テスト機の主なスペック
プロセッサー 第12世代 インテル® Core™ i7-1280P プロセッサー
(Eコア 最大 3.60 GHz Pコア 最大 4.80 GHz)
グラフィックス インテル® Iris® Xe グラフィックス
(内蔵グラフィックス)
メモリ 16GB LPDDR5-5600MHz (オンボード)
ストレージ 1TB SSD(PCIe NVMe/M.2)
ディスプレイ 14.0型 4K(3840 x 2400ドット)OLED
マルチタッチパネル, 100%DCI-P3, 400 nit, 60Hz
通信規格 無線LAN Wi-Fi 6E対応 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) 2x2、Bluetooth
インターフェース Thunderbolt™4 ポート×3(PD対応、DisplayPort出力機能付き)、
マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
内蔵カメラ FullHD 1080Pカメラ、IRカメラ、MIPI、電子式プライバシーシャッター付き
サイズ/重量 およそ幅315.0×奥行214.4×高さ14.9mm/約1.37kg
OS Windows 11 Home 64bit

 ここでは、主要なベンチマークソフトの結果から<Yoga Slim 970i>の性能をみていこう。まずは、CPUベンチマークソフトの定番「CHINEBENH R23」の結果から。型番にPが付くPシリーズは、一般PC向けに開発されたバランス型のCPUで、テスト機に搭載された第12世代 インテル® Core™ i7-1280P プロセッサーは、Pコア(高性能コア)が6基とEコア(高効率コア)が8基、計14コアで、20のスレッドを持っている。

「CHINEBENH R23」の結果

 「CHINEBENH R23」の結果は、マルチコアの値が9195、シングルコアの値が1752。シングルコアのスコアはかなり優秀だが、マルチコアのスコアは同CPUを搭載した機種としてはやや物足りないと感じなくもない。とはいえ、総合的には非常に優秀なスコアで、クリエイティブ系アプリの利用や、オンライン会議をしながら書類作成するといったマルチタスクにおいても、非常に快適に作業できるだろう。

 続いてPCの実務レベルでの総合的な性能をチェックするためベンチマークソフト「PCMARK10」の結果を見ていこう。

「PCMARK10」の結果

「PCMARK10」スコア
テスト 基準値 Yoga Slim 970i
総合スコア 5100 5393
Essential 4100 9338
Productivity 4500 6949
Digital Contents Creation 3450 6562

 総合スコアは5393、基本性能を示すEssentialsが9338、ビジネスアプリのパフォーマンスを示すProductivityが6949、クリエイティブ系アプリのパフォーマンスを示すDigital Content Creationが6562となっている。いずれも同ベンチマークが掲げる快適に作業を行えるとする基準値を大きく上回っていて、どのような作業も快適に行えるとの結果になった。

 上記2つのベンチマークの結果から、ビジネス利用における<Yoga Slim 970i>の性能は申し分ないと言えるだろう。

 それでは、さらに踏み込んでグラフィックス性能もチェックしておこう。こちらも定番の「3DMARK」を利用してベンチマークを測ってみた。計測したのは、DirectX 12を使ったベンチマーク「TIME SPY」、DirectX 11レベルのグラフィックス機能を用いたテスト「FIRE STRIKE」、内蔵グラフィックを搭載したPC向けのグラフィックテスト「NIGHT RAID」の3つ。

「3DMARK」TIME SPYの計測結果

「3DMARK」FIRE STRIKEの計測結果

「3DMARK」NIGHT RAIDの計測結果

「3DMARK」スコア
テスト 総合スコア グラフィックススコア
TIME SPY 1994 1768
FIRE STRIKE 5078 5423
NIGHT RAID 17866 22149

 いずれの結果も、CPU内蔵GPUとしてはかなり良好な数値となった。特にCPU内蔵GPUでのグラフィック性能を測る「NIGHT RAID」のスコアが良く、同クラスのPCの中でも高いグラフィック性能を有していることが分かる。流石に3Dグラフィックをふんだんに使ったゲームをヌルヌル動かすのは無理でも、多少重めの写真編集や動画編集であれば、それほどストレスを感じることなく行うことができるだろう。

 最後に、ストレージ性能も見ておこう。「CrystalDiskMark」を使ったベンチマーク結果は以下の通り。

「CrystalDiskMark」スコア

 シーケンシャルリードが3600MB/sを超えており、データ読み込みがかなり高速であることが分かる。また、シーケンシャルライトの値も2953MB/sと3000MB/sに迫る速度で、ファイルコピーや圧縮ファイルの解凍なども高速に行えそうだ。

環境配慮も謳う今後のレノボ製品の方向性を体現する1台

 もうひとつ触れておきたいのが、<Yoga Slim 970i>の底面に貼られたカーボンニュートラル認証マークだ。

本体底面に貼られたカーボンニュートラル認証マーク

 カーボンニュートラル認証は、製造過程から廃棄に至るまでの製品ライフサイクルの間に排出される二酸化炭素の排出量を認識し、これを削減する努力への取り組みと、その排出量の全額を販売価格に算入して埋め合わせることで提供される認証だ。

 <Yoga Slim 970i>はこのカーボンニュートラル認証の対象となっている製品で、リサイクル素材とグリーンパッケージで生産され、米環境保護庁(EPA)と日本の経済産業省が定めるOA機器の国際的な環境ラベリング制度・ENERGY STAR認証も受け、環境に配慮された製品であることを示すEPEATシルバーにも登録されている。

 フラッグシップ機にこうしたサステナビリティへの取り組みが反映されているのも、今後のレノボ製品全体への波及を考えたレノボの企業姿勢やパーパスの表れと言えるだろう。

 デザイン性に優れ、高品位な映像とサウンド出力、申し分のない性能を兼ね備え、環境にも配慮された<Yoga Slim 970i>はまさにフラッグシップの名に恥じない製品だと言えるだろう。PCの見た目にもこだわりたいオシャレ系男子や上を目指すキャリア系女子におすすめしたい。


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