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ソニー、真俯瞰やパン撮影など、アングル自在のロボティックシネマカメラ「FR7」

2022年09月06日 23時50分更新

文● ASCII

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 ソニーは9月6日、動画撮影用カメラCinema Lineの新製品「FR7」(ILME-FR7、ILME-FR7K)を発表した。一眼レフのレンズシステムや技術も取り入れながら、映画のように印象的な「画」を撮影するためのシネマカメラ。

レンズが付属する「ILME-FR7K」

 人の肌を描写する中間色の表現力をアップしつつ色合いはソフトにし、自然なトーンでハイライトを表現できる「S-Cinetone」技術、フルサイズセンサーとEマウントレンズを使ったボケ感の表現といった従来からある特徴に加え、パン・チルト機能を活用した個性的なアングル、リモートから制御したマルチカム撮影といった新しい付加価値を提供する。

天吊りでの利用も可能

 据え置き時のチルトは-30~195度、パンは-170~170度。スピードは毎秒0.02度の超低速から毎秒60度の高速な動きまで滑らかに変えられる。なお、本体を上下逆にすることで天吊りもできる。各カメラはジョイスティックを備えた別売のリモコン「RM-IP500」(42万9000円)やPC/タブレットから遠隔制御できる。

 例えば広角ズームをステージの上部に天吊りし、撮影者やカメラの映り込みを避けながら会場を広く壮大に撮影、真俯瞰からの料理皿の撮影など、従来は難しかったアングルの自由度を上げられる。

αのEマウントの豊富な資産が活用できる。

 発売11月11日で、価格はボディ単体が132万円、レンズキットが161万7000円。本体サイズは約227×289×233mmで、重量は約4.6kg。

 撮像素子は約1030万画素で、解像度4096×2160、フレームレート59.94pの出力に対応。本体にはHDMI出力、SDI出力、OPTICAL出力、LAN端子、GENLOCK端子(複数カメラ同期用)、タイムコード入力、XLR5ピンのオーディオコネクター、OPTION端子(タリー信号)などの端子を装備する。

入出力端子

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