「横浜18区の魅力を伝え隊!」では、区のキャラクターや区役所で働くスタッフが、さまざまな切り口で各区の魅力をお伝えしていきます。第20回の担当は西区。第17回のコラム「にしまろちゃんが「ふるさと西区」をご案内! ~伝統イベント・横浜かもんやま能編~」に続き、西区のマスコットキャラクター「にしまろちゃん」が、ふるさと西区をご紹介します♪
「にしまろちゃんが「ふるさと西区」をご案内! ~伝統イベント・横浜かもんやま能編~」はこちら
前回の記事はこちらです ■戸塚区にあった! 源頼朝・義経、梶原景時など鎌倉時代にゆかりの寺社を巡って歴史を感じよう
※過去の連載記事はこちら:横浜18区の魅力を伝え隊!
井伊掃部頭直弼公と西区、滋賀県彦根市
西区にある「掃部山(かもんやま)公園」には、幕末の大老で日米修好通商条約を締結し、横浜開港を導いた井伊掃部頭直弼公(いいかもんのかみなおすけこう)の銅像が建っています。この銅像は、明治時代、旧彦根藩士らによって建てられました。
その後、第二次世界大戦中の金属回収のため、一度撤去され、開国100年祭の年(1958年(昭和29年)に再建されました。今、掃部山公園で見ることができるのはこの2代目の像です。
また、直弼公の銅像は、掃部山公園のほかにもう一体あります。それが、滋賀県彦根市です!
この2体の直弼公の銅像をご縁に西区と彦根市は周年行事の式典への出席や各種イベントへの協力等、長年にわたり交流を行っています。2014(平成26)年には西区が区政70周年と掃部山公園開園100周年を、2015(平成27)年には彦根市が直弼公生誕200年を迎えたことを契機に、今後も交流をより一層促進し、両都市の発展に寄与することを目的として、友好交流に関する覚書を締結しました。
今回は、横浜を開港に導き、また、西区と彦根市を結ぶ人物である「井伊掃部頭直弼公」ゆかりの一つ「西区虫の音を聞く会」をご紹介します♪
井伊直弼公ゆかりの地域のおまつり「西区虫の音を聞く会」
「西区虫の音(ね)を聞く会」は、掃部山公園を万灯や雪洞(ぼんぼり)で灯し、鈴虫の音を聞きながら夏の夜を情緒豊かに過ごす、西区伝統のおまつりです。
1965(昭和40)年に地元有志の発案により、第1回西区虫の音を聞く会が開催されました。その後、直弼公が茶道や芸能に通じる文化人であったことにちなみ、直弼公ゆかりの摂草庵流の家元がお茶をたて、銅像にお茶を捧げる献茶式や屋外でのお茶会(野点(のだて))、琴・尺八の演奏も行われるようになりました。
また、会場では鈴虫の販売も行っています。中には、購入いただいた鈴虫を上手に育てることで、毎年、卵からかえった鈴虫の澄んだ美しい音色をご自宅で楽しむ方もいます♪
また、周年行事や新元号(令和元年)等の節目の年には彦根から鉄砲隊の皆様にお越しいただきました! 間近で見る、鉄砲隊の演武は大迫力です!!
※令和4(2022)年度は彦根鉄砲隊の招致はありません。
3年ぶり! 第56回「西区虫の音を聞く会」は8月27日(土)に開催!
「西区虫の音を聞く会」は、今年で第56回を迎えます。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、令和2(2020)年度、3(2021)年度の開催は中止となったため、今年度は3年ぶりの開催です!
万灯や雪洞の優しい灯りのもと、夏の夕べをお楽しみください♪
■第56回西区虫の音を聞く会
開催日時:8月27日(土)17:00~19:30 ※雨天中止(小雨決行)
会場:掃部山公園(神奈川県横浜市西区紅葉ケ丘57)
内容:万灯・雪洞の点灯、野点、琴・尺八の演奏、鈴虫の販売 ※子どもの広場での模擬店は実施しません。その他詳細は西区HPをご確認ください。
料金:入場無料
※野点の参加は茶席券(1枚500円)が必要です。
※茶席券・鈴虫の販売は売切れ次第、終了となります。
アクセス:JR桜木町駅より徒歩約15分
ほかにも、西区ではさまざまなイベントを予定しています♪
次回も、にしまろちゃんが「ふるさと西区」をご案内!をお楽しみに!!
文=西区のマスコットキャラクター「にしまろちゃん」
★プロフィール★
西区の花である「すいせん」をイメージしたよう精です。
一般公募を行い決定した名前には、「西区の活動がまろやかに進んでいきますように」という願いがこめられています。
誕生日 2月4日
性 格 ナルシスト(水仙の花言葉が自己愛、ナルシストなため)、友達思い、誉められて伸びるタイプ
願 い 西区が素敵な街になること、ゆるキャラNo.1、
世界に一つだけの花のよう精になること
友 達 ひこにゃん、マリノスケ
気にしてること ひまわりちゃんと言われてしまうこと(黄色いだけにね)
身長、体重 その日の気分
ライバル 昨日の自分
よくいく場所 掃部山、横浜駅、野毛山