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B to B SaaS事業者向け、認証/ユーザー管理/マルチテナント管理など必須の機能部品を提供

アンチパターン、マルチテナントSaaS開発を容易にする「SaaSus Platform」ベータ提供開始

2022年08月16日 10時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 ソフトウェア開発支援や内製化支援コンサルティングを手がけるアンチパターンは2022年8月16日、B to B領域のSaaSを開発する事業者向けの基盤サービス「SaaSus(サースアス) Platform」ベータ版を発表した。ベータ版はWebサイトからのサインアップで無料利用が可能。また2022年内には正式版もリリース予定。

 SaaSus Platformは、アンチパターンの持つSaaS特有の開発ナレッジを盛り込み、SaaS提供において必須の共通機能(認証、マルチテナント管理、ユーザー/役割管理、料金プラン管理)をコンポーネントサービスとして提供するもの。SDKやAPIを使ってこれらを組み込むことで、SaaS事業者は顧客価値を生むコアサービスの開発に専念でき、開発の効率化と迅速化を図ることができるとしている。

「SaaSus Platform」のコンセプト。SaaS提供に共通して必要となる機能群をコンポーネントとして提供する

SaaS事業者がSaaSus Platformを利用することで、価値提供部分のサービス開発にエンジニアリングリソースを多く割り当てることが可能に

 アンチパターンは2019年7月設立のスタートアップ。ソフトウェアエンジニアやSaas業界に造詣の深いメンバーで構成されており、ソフトウェア開発の内製化支援コンサルティング、開発支援、ハイスキルエンジニアと企業のマッチングサービスなどを展開している。

 今回のSaaSus Platformを提供するに至った背景には、同社がこれまでの事業を通じて認識してきた、SaaS提供事業者における開発や運用の難易度の高さがあるという。

 SaaSを提供するにあたっては、ユーザーへの提供価値を生むコア機能だけでなく、SaaSとしてのサービス提供を支える機能の開発/運用も必要であり、開発や運用の負荷が大きくなる。しかし、こうした「SaaS特有の要件」については、まだ認知が広がっていないのが実情だという。

マルチテナント型SaaSを開発/運用する難易度は高い

 そこでSaaSus Platformでは、SaaS提供に必要となる基本機能をコンポーネントサービスとして用意し、SaaS事業者が開発時に組み込めるようにすることで、SaaS事業者における開発や運用の負荷を低減することを狙う。

 ベータ版提供開始段階での提供機能は、ログイン画面の生成やユーザー情報の取得を含む認証機能、SaaS事業者ごとのテナント管理機能、ユーザーの作成やテナントへの紐付けを行えるユーザー管理機能、役割(ロール)管理機能、従量課金型を含む複数の料金プランを容易に実装できる料金プラン管理機能、請求機能(Stripe連携)となっている。

SaaS提供事業者においては、ビジネスの拡大に伴ってさまざまな要求が出てくることになる。SaaSus Platformではそうしたノウハウを盛り込んで機能を開発している

 こうした機能群は、SDKを使ってWebアプリケーションに組み込むことができる。提供開始時はPHP(Laravel)用のSDKを提供。将来的にTypeScript(ブラウザ、Node.js)、Ruby(Ruby on Rails)、Java(Spring)、Go(Echo)用のSDKも提供予定としている。またAPIも提供する。SDKやAPIについては、開発者が使い方を学べるドキュメントや動画、チュートリアルなどをWebサイトに用意している。

 SaaSus Platformベータ版は無料で提供する。2022年内に正式版をリリース予定だが、正式版においても有料プランと合わせて、試用や開発、学習のための無料プランを用意するとしている。なお有料プランの価格については現在検討中としている。

SaaSus Platformが提供する機能の実例(認証/ログイン画面作成、料金プラン作成)

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