シリーズ原作の宮岡 寛氏(ミヤ王)もサイゲームス所属へ

Cygames、KADOKAWAより「戦車と犬と人間のRPG『メタルマックス』」関連事業を譲受と発表

2022年07月29日 15時20分更新

文● Zenon/ASCII

 Cygames(サイゲームス)は7月29日、KADOKAWAおよび角川ゲームスが所有する『メタルマックス』関連事業の譲渡契約を締結し、同事業をサイゲームスが譲受したと発表。

 『メタルマックス』は「戦車と犬と人間のRPG」と銘打たれたシリーズで、2020年9月10日には『メタルマックスゼノ リボーン』が発売され、2021年には30周年を迎え、2022年4月8日には初のスピンオフタイトル『メタルドッグス』も発売されている。

 今回の発表の概要としては、KADOKAWAおよび角川ゲームスが所有する『メタルマックス』関連事業をサイゲームスが譲渡され、シリーズのIPならびに関連資産をサイゲームスが引き継ぐことになる。

 また、今後の『メタルマックス』シリーズの展開などは現在未定としているものの、30年の歴史を持つシリーズの新たな未来の創造に向け尽力するとコメントしている。

サイゲームス ディレクター/シリーズ原作 宮岡 寛氏(ミヤ王)よりメッセージ

 このたびサイゲームスが、『メタルマックス』の権利を受け継ぐこととなりました。今回の権利譲渡は、昨年発売30周年を迎えた『メタルマックス』シリーズにとって、大きなチャンスになると感じております。まずは快く送りだしていただいたKADOKAWA様ならびに角川ゲームス様と、そして何より迎え入れていただいたサイゲームス様に、原作者として、心より深く御礼申し上げます。

 私、宮岡寛も、これからはサイゲームス所属のディレクターとして、『メタルマックス』シリーズをガチでリブートする仕事に取り組んで参ります。現時点ではまだ全力妄想中の段階ではありますが、『メタルマックス』のファンの皆様にはもちろん、世界中のRPGファンの心にも届く、そんなシリーズに生まれ変わって行ければと思っております。ご期待ください。

サイゲームス プロデューサー 高木 謙一郎氏よりメッセージ

 『メタルマックス』は、私が学生時分に魅了された数々の素晴らしいゲームのひとつです。

 「歴史に名を刻むIPを、世代を超えて愛され、受け継がれるものとする」

 それはゲーム業界全体に課せられた課題であり、「最高のコンテンツを作る」を掲げるサイゲームスの使命でもある、と感じています。この度、ご縁があって再び巡りあえた『メタルマックス』に携われること、大変光栄に思っております。

 最高のコンシューマータイトルとすべく、これよりプロジェクトを始動いたします。ご期待ください!

『メタルマックス』シリーズとは

 1991年5月の初代『メタルマックス』発売以来、昨年遂に生誕30周年を迎えた「戦車と犬と人間のRPG」。

 時は近未来・・・。プレイヤーは「戦車」に乗って悪人やモンスターを退治するハンターとなって大活躍。いつも一緒の可愛いらしい「犬」や頼もしい「人間」の仲間たちと共に荒廃した世界を生き抜いていこう!

 荒廃した近未来の荒野で繰り広げられる大迫力のモンスター狩り、獲得した賞金で戦車を多彩にカスタマイズ、明るく破滅した世界でしぶとく生き抜く人々の人間模様、そんな独特の魅力を持つ作品が『メタルマックス』シリーズだ。

 
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