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FIXER cloud.config Tech Blog

Power BIで覚えておきたいPower Queryのデータ加工機能10選

2022年07月27日 10時00分更新

文● あおい/FIXER

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 本記事はFIXERが提供する「cloud.config Tech Blog」に掲載された「Power BIで覚えておきたいPower Queryのデータ加工機能10選」を再編集したものです。

 こんにちは、あおいです。

 好きなYouTubeの動画は、岐阜暴威さんのチャンネルでアップされている『10年以上前のゴールドマン・サックスの証券部門』です。非常にカッコイイ。MAKE MONEYの鏡。

 さて、Power BIでデータ可視化をする際に、Power Queryでデータ加工の機能が使いこなせると非常に便利です。

 Excelの生データを加工せずに済む、また生データが更新されてもワンクリックでデータ加工を更新できる点がメリットです。

 そこで、今回はPower BIで覚えておきたいPower Queryのデータ加工機能10選を紹介したいと思います。

1. 1行目をヘッダーとして使用

[ホーム]⇒[1行目をヘッダーとして使用]を選択して、テーブルの1行目が列名に変換されます。

2. フィル

 空白(null)セルを一括で同じ値に埋め込みをしたい場合があります。

 [変換]⇒[フィル]⇒[上 or 下]を選択して、空白セルを上位 or下位の値を参照して満たします。

3. 値の置換

 [変換]⇒[値の置換]を選択して、選択された列で対象の値を別の値に置き換えます。

4.グループ化

 グループ毎で集計をしたい場合があります。

 [変換]⇒[グループ化]を選択して、詳細設定でグループ集計した列を新規作成します。

5. 列のピボット解除

 [Shift + 列名]で範囲選択をして、[変換]⇒[列のピボット解除]で横並びのデータを縦並びにします。

6. 列の型変換

 Power Query側が列のデータ型を自動的に設定しますが、こちらの意図しないデータ型に変換されてしまう場合があります。[データ型:○○]を選択して、正しいデータ型に変更します。
 

7. 例から列を追加

 整数型を日付型に変換をしたい場合があります。通常の[列の型変換]ではエラーとなります。

 [列の追加]⇒[例から列を追加]を選択して、右側に表示されるシート1行目をダブルクリックします。複数の候補が表示されるので、任意の日付形式を選択して[OK]を押します。

8. 列の分割

 区切り記号やスペースを含む列を複数の列で分割したい場合があります。

 [変換]⇒[列の分割]⇒[区切り記号による分割]を選択して、[区切り記号]や[分割位置]の設定をします。

9. 条件列の追加

 列の値の条件に応じて、計算結果を表示する列を新規作成したい場合があります。

 [列の追加]⇒[条件列]を選択して、条件式を設定します。Excel関数のIF文のイメージです。

10. データソース設定

 データソースの参照場所が移動された場合、[ホーム]⇒[データの変換]⇒[データソース設定]を選択します。[ソースの変更]から移動先の参照場所にファイルパスを変更後、[最新の情報に更新]を選択します。

 今回はPower BIで覚えておきたいPower Queryのデータ加工機能10選を紹介させていただきました。

 Power BI初心者にとって、Power Queryのデータ加工は少々癖が強いかもしれません。

 最初は難しく考えずに、「自分の家計簿を可視化してみる!」ぐらいの遊び感覚で十分だと思います(笑)

 とにかく触って慣れるのみです!

あおい/FIXER
「初心者の方にも分かりやすく」をモットーにBlog執筆。米株取引とK-POPが好きです。普段はC#とSQL Serverを触ってます。

[転載元]
 Power BIで覚えておきたいPower Queryのデータ加工機能10選

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