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デル、「プレミアページ」でPC調達を効率化した寺岡精工の事例を発表

2022年07月19日 15時30分更新

文● ASCII

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寺岡精工 情報システム部 インフラサポート 係長 下村彰宏氏

 デル・テクノロジーズは7月19日、寺岡精工が、PC調達の効率化を目的にオンラインでPC調達の工数を大幅に簡略化できる「プレミアページ」を活用している導入事例を発表した。

 1925年創業のシステム総合ソリューションメーカーである寺岡精工は、世界初の「デジタル料金はかり」をはじめ「感熱印字方式バーコードプリンター」「自動計量包装値付け機」など、現場のニーズを先取りするソリューションを手掛けてきた。東京本社を拠点に、岩手、シンガポール、上海、バタム、イギリスなどに工場を持ち、150の国と地域においてグローバルな事業を展開している。

寺岡精工が活用している「プレミアページ」のイメージ

 国内では140拠点でおよそ3500人を超える従業員を擁し、従業員のPC管理を担う同社の情報システム部では、調達に関連する業務の煩雑さが課題となっていた。事業部門ごとに独立採算制をとっている同社では、PCを調達する場合、各部署が売り上げや予算に合わせて経費で購入する仕組みになっていたため、情報システム部はその都度メーカーと各事業部門の間に入り、PCの価格やスペックなどを交渉する必要があった。このため、一括購入による価格交渉ができず、PCを注文するだけでも非常に手間がかかっていたという。また、事業部門ごとにPC選定をしていたことから、メーカーや機種が統一されておらず、PCのキッティングやメンテナンスなどを標準化することができないといった課題もあった。

 こうした課題を解決するため、同社はPCなどをオンラインの専用ページから調達できるデル・テクノロジーズのプレミアページを導入。以前は各部門の予算に合わせてさまざまなメーカーのPCを選択していたが、プレミアページの導入に際して、コストパフォーマンスに優れ、業務がスムーズに行なえるスペックを持つという条件を満たすノートPC「Latitudeシリーズ」とデスクトップPC「OptiPlexシリーズ」を推奨機に設定した。これにより、各事業部門は推奨機の中からそれぞれのニーズに合ったPCを選択し、好きな時期に注文できる環境を構築した。

 プレミアページはサイト内でタイムリーに価格を確認できるため、購入のたびに見積もりを依頼する必要がない。また、各事業所に納品される際に必要となるPCの初期セットアップやキッティングは、マニュアルを作成することで部門ごとに設定できる状況を整えている。プレミアページ導入前は、注文した全てのPCが情報システム部に配送され、キッティングをした後に各営業所に発送していたが、プレミアページ導入後はこうした配送作業が減ったことで、業務時間や運送費の削減につながったという。さらにPCのセットアップを社員自身が行なうことにより、ITスキルの向上やPCトラブルの回避などにもつながっている。

 新型コロナウイルスの感染拡大や国際情勢の影響もあり、PCの納品が数ヵ月待ちという状況もある中で、安定的な供給を行なえることも寺岡精工がデル・テクノロジーズ製品の導入を決めたポイントだった。同社では、2023年に迎えるWindows 8.1のサポート終了の際に大規模リプレースを予定しており、プレミアページを活用したスムーズな切り替えを目指している。

導入効果
・プレミアページの導入でPC調達を効率化。
・導入機種の推奨機化とキッティングをマニュアル化することで、情報システム部の業務負荷や配送コストを削減。
・残業時間が大幅に削減され、情報システム部の働き方改革を推進。
・PCの注文から納品までが迅速なため、スムーズなビジネス展開が可能に。

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