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旧型PCのVGA強化に狙い目! Mini-ITXサイズのPalit「GeForce GTX 1630 Dual」を試す

2022年07月16日 12時00分更新

文● 藤田 忠 写真●藤田 忠 編集●北村/ASCII

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大型ヒートシンクとデュアルファンで静音動作

 旧世代PCを想定した環境でのGeForce GTX 1630のゲーミングパフォーマンスが分かったあとは、「GeForce GTX 1630 Dual」の特徴であるデュアルファンGPUクーラーの性能を確認していこう。

大型ヒートシンクとデュアルファンで静かに冷却

 ここでは3DMark Time Spy Stress Testを実行して負荷をかけてテストすると、実行中のGPUコア温度は64~65度台で推移し、ファンも40%前後、1350~1400rpm台と低速で回転していた。

 テスト中のファン動作音も、バラック状態でもファンの動作音が気になることはなかった。また、デュアルファンGPUクーラーは、セミファンレス仕様で、2基のファンはGPUコア温度が60度オーバーまで停止したままだったので、日常使いでファンが回転することは少ないだろう。

「GeForce GTX 1630 Dual」でパワーアップ

 GeForce系ビデオカードは、次世代となるGeForce RTX 4000シリーズがまもなく登場する噂などで、全体的に値下がり気味で特価品も増えている。直近上位GPUに位置するGTX 1650も同様で、GTX 1630との価格差は3000円程度からと、ちょっと頑張れば上位GPUに手が届くようになってしまっている。

 そのため正直に言ってGTX 1630は価格、パフォーマンスともに美味しいとは言えないGPUになっている。それはPalit「GeForce GTX 1630 Dual」でも同じだが、徹底的にコストを抑えながら、旧世代PCのグラフィックス機能を、静かに強化したい人は、選択肢に入れても良いだろう。

 ゲームはあまりプレイせず、マルチモニター環境の構築のためにビデオカードを購入する人にとっては、ファンの騒音が小さい「GeForce GTX 1630 Dual」は、むしろ狙い目といえる。

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