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旧型PCのVGA強化に狙い目! Mini-ITXサイズのPalit「GeForce GTX 1630 Dual」を試す

2022年07月16日 12時00分更新

文● 藤田 忠 写真●藤田 忠 編集●北村/ASCII

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旧世代PCを想定した環境で
「GeForce GTX 1630 Dual」をテスト

 ここでは、第9世代インテルCoreプロセッサーのCore i7-9700や、第3世代RyzenのRyzen 5 3600Xに近い処理能力を備えているCore i3-12100で構成したテスト環境に「GeForce GTX 1630 Dual」を搭載してパフォーマンスをチェックしていこう。

4コア/8スレッドCPUのCore i3-12100でテスト環境を構築

GeForce GTX 1630 Dualは、リファレンス仕様になる。実ブーストクロックは1900MHzまで伸びていた

テスト環境
CPU インテル「Core i3-12100」
(4コア/8スレッド、最大4.30GHz)
マザーボード MSI「MAG Z690 TOMAHAWK WIFI DDR4」
(インテルZ690、ATX)
メモリー CFD「W4U3200BMS-16G」
(16GB×2、DDR4-3200)
ビデオカード Palit「GeForce GTX 1630 Dual」
(GeForce GTX 1630、4GB GDDR6)
ストレージ Western Digital「WD_BLACK SN850 NVMe SSD 2TB」
(2TB NVMe M.2 SSD、PCIe4.0×4)
電源ユニット SUPER FLOWER「LEADEX VI PLATINUM PRO 1000W」
(1000W、80PLUS PLATINUM)
OS Microsoft「Windows 11 Pro」

カジュアルにゲームを楽しめる

 「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ ベンチマーク」、「レインボーシックス シージー」、「エーペックスレジェンズ」、「モンスターハンターライズ:サンブレイク」といったゲームタイトルを使って、パフォーマンスをみていこう。

 まずは「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ ベンチマーク」だが、フル解像度、”標準品質(デスクトップPC)”で、スコアは1万3925ポイントを記録している。”非常に快適”指標の1万5000ポイントには届かないが、”とても快適”指標を獲得。ベンチマーク実行中の平均フレームレートは94.88fpsとなっているので、十分快適にエオルゼアを冒険できる。

単位:Score better→

単位:fps better→

 続けて人気FPSゲームタイトルの「レインボーシックス シージー」と、「エーペックスレジェンズ」をみていこう。

単位:fps better→

単位:fps better→

 「レインボーシックス シージー」はAPI Vulkan、フルHD解像度、画質“低”、“中”、“最高”に設定。ゲーム内ベンチマークを使って、平均(Avg)と最小(min)フレームレートを計測した。軽量級ゲームタイトルだけあって、“最高”画質でも平均119fps、最小90fpsとプレイを楽しめるフレームレートを残している。

 「エーペックスレジェンズ」の画質は、「テクスチャストリーミング割り当て」を“中(VRAM:3GB)”、そのほかを“低”に設定し、ゲーム内「射撃練習場」を移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で記録した。

 結果は「レインボーシックス シージー」と比べるとGPU負荷が高いだけあって、低画質でギリギリ遊べるフレームレートとなっている。

 最後に「モンスターハンターライズ:サンブレイク」をプレイしてみた。画質は“中”に設定したほか、“中”+「イメージクオリティ」を“150”に設定し、マップ「大社跡」をグルッと一周した際のフレームレートを記録している。

単位:fps better→

 もともとが画質が低めな「Nintendo Switch」向けのタイトルだけあって、フル解像度、画質“中”、「イメージクオリティ」“100”設定時の画質品質は、かなり低くなっている。とは言え、“中”なら平均フレームレート87.5fps、1パーセンタイル点(min1%)73.4fpsと快適にプレイを楽しめるラインに達している。

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