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「HUAWEI MatePad 11」使い込みレビュー 第1回

HUAWEI MatePad 11に搭載された「HarmonyOS 2」の使い勝手は?

2022年05月23日 12時00分更新

文● 村元正剛(ゴーズ) 編集●ASCII

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画面を分割して使える機能が便利

 ファーウェイ製タブレット独自の便利機能として「アプリマルチプライヤー」という機能があります。横向きで使う場合に2分割表示になり、画面の左でメニューを選択して、選択した結果が右に展開するといった使い方ができます。基本アプリでは「ヘルスケア」「ヒント」などが対応していますが、もっと対応アプリが増えるといいのなぁというのが正直なところ。

「アプリマルチプライヤー」は対応アプリを「設定」で確認でき、使いたいアプリだけで有効にできる

「News Digest」というアプリを横画面で使用した例。左のヘッドラインから選択したニュースが右に表示される

 なお、画面を2分割して2つのアプリを使う「マルチウィンドウ」も従来通り、画面端に表示できるショートカットメニューから素早く起動できます。なお、2分割の画面の上に、もう1つのアプリをフローティングで表示することもできます。合計3つのアプリをマルチタスクで動かせるのです。

画面右端から内側になぞって表示するメニューから同時に起動したいアプリを選択可能

分割画面の表示エリアは調整可能。2つのアプリに加えて、もう1つのアプリをフローティングで表示できる

 別売の「HUAWEI M-Pencil」にも対応しているので、ペンで文字を書いたり、イラストや図を描くことも可能。タブレットにくっつけるだけで充電でき、アナログのペンとノートのような感覚で使うこともできます。

第2世代の「HUAWEI M-Pencil」(1万2980円)に対応。慣れるまではペン先が滑りやすいが、アナログのペンに近い書き心地だ

スタミナも十分でパワフルに使い倒せる

 HUAWEI MatePad 11のファーストインプレッションは“軽くてパワフル”。タッチレスポンスが的確で、ストレスなく操作できることに加え、映画を観たりする際にクアッドスピーカーから迫力あるサウンドを聴けることも利点。それを目当てに購入するのもアリでしょう。

薄くて軽いのでラクに持ち運べる。カラバリは、この「アイスブルー」の他に「マットグレー」も選べる

 バッテリー容量は7250mAh。映画をまる1本観ても余裕で1日持ったので、電池持ちがかなり良い印象。標準的な使い方であれば週に2~3回の充電で済みそうです。

処理速度を優先する「パフォーマンスモード」や、電池を長持ちさせる「省電力モード」にも切り替えられる

 M-Pencilを便利に使う方法や、ファーウェイ製のスマホやパソコンと連携させて使える機能もあるようなので、じっくり使い込んでから次回以降にレポートします。

ファーウェイ「HUAWEI MatePad 11」の主なスペック
ディスプレー 約10.95型IPS液晶
画面解像度 2560×1600
サイズ 約254×165×7.25mm
重量 約485g
CPU Snapdragon 865
(1×2.84GHz+3×2.4GHz+4×1.8GHz)
内蔵メモリー 6GB
内蔵ストレージ 128GB
外部ストレージ microSDXC(最大1TB)
OS HarmonyOS 2
無線LAN Wi-Fi 6
カメラ画素数 リア:約1300万画素/イン:約800万画素
バッテリー容量 7250mAh
生体認証 顔認証
USB端子 Type-C
カラバリ アイルブルー、マットグレー
市場予想価格(税込) 5万4780円
 

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