三井不動産創立80周年「未来特区プロジェクト」の「クリエイター特区」がリアル/デジタル/ARの3つの会場で5月27日~6月19日開催
三井不動産は5月27日~6月19日の期間、同社創立80周年を機に推進している「未来特区プロジェクト」の文化領域を担う「クリエイター特区」にて、日本橋エリアでリアル・デジタルの3つの場を活用したデジタルアートを展示を行なう。また、一部の作品をNFT化して販売する。
リアルギャラリーとしては、日本のアニメーション、コンセプトアート、イラストレーションなどさまざなジャンルを代表するクリエイターや、パリを舞台に活躍するフランス人現代アーティストまで、“UN/BUILT”というコンセプトのもとにおよそ10作品(デジタルアート)を出展。
デジタルアートをディスプレーやプロジェクターを用いて展示し、付近のQRコードから購入なども可能。クリエイターの作品・制作過程の展示だけでなく、NFTやブロックチェーンの説明、VRゾーンの設置を行なうなど、デジタルアートのビギナーでも楽しめる内容という。未だ建てられていない実現以前の想像建築を広く指す“UN/BUILT”のコンセプトに基づき製作されたデジタルアートは、後述のデジタルギャラリーにも展示し、リアル/オンライン双方からアクセスすることで都市や空間における虚実の境界線を曖昧にする体験を提供。
ARギャラリーでは、日本橋の仲通りおよび福徳の森を舞台に、ARの技術で次々に現実を拡張してきた川田十夢氏率いる開発ユニット「AR三兄弟」が制作するARアート作品の展示を行なう。AR作品は全部で三作品。川田十夢氏が世界最古の舞台芸術・日本の古典芸能・能楽をテーマにしたAR作品「能 ミュージック・能ライフ」のほか、昨年末に実施した一般募集により集まったおよそ500案から採択された2つのアイデアがAR三兄弟との共創・技術サポートにより街に実装・展示する。
バーチャルギャラリーでは、リアル空間でのギャラリー空間を撮影したデータを基に、デジタルによって表現された空想の世界「“UN/BUILT”バーチャルギャラリー」をオンライン上に開設。上国料勇氏が描くメインビジュアル 「UN/BUILT NIHONBASHI」の中に描かれた、浮かぶ不思議な球体に足を踏み入れると“UN/BUILT”バーチャルギャラリーという異世界に入り込む体験を提供。バーチャルギャラリーの開発は東京国際工科専門職大学とNHKアートの産学共同研究との共創によるもの。
クリエイター特区開催場所
会場:東京都中央区日本橋室町1-5-3 福島ビル1階
期間:5月27日~6月19日(11時~18時、火曜日定休)
概要:クリエイター10名のデジタルアート作品10点を展示予定。入場料無料
NFT化によるデジタルアート販売
オークション期間:5月27日から2週間程度(予定)
アクセス方法 :「未来特区プロジェクト」ウェブサイト
“UN/BUILT”ギャラリー内、“UN/BUILT”バーチャルギャラリー内から参加可能
デジタルオンリアル(AR)展示
開催期間:5月27日~6月19日(8時~20時)
開催場所:室町東三井ビルディング(中央区日本橋室町2-2-1)
室町古河三井ビルディング(中央区日本橋室町2-3-1)の間の車道部(区道19号線)
福徳の森(東京都中央区日本橋室町2-5-10)
閲覧方法:「AR三兄弟の社会実験」アプリ(無料)