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CPUコアやメモリーのオーバークロックにも対応

第12世代インテルCore HX爆誕!16コア/24スレッドでLGA版Core i9と並ぶ「競合なき性能」

2022年05月11日 00時00分更新

文● ジサトライッペイ 編集●ASCII

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前世代のHシリーズはもちろん、競合も蹴散らす性能

 そんなわけで、Core HXシリーズの性能については気になることばかりだが、もちろんインテルの資料でもその性能の一端に触れているので見てみよう。Core i9-12900HXを前世代のHシリーズの最上位「Core i9-11980HK」と、45W版の第12世代Core Hシリーズの最上位「Core i9-12900HK」と比べたものだ。また、AMDの「Ryzen R9-6900HX」やアップルの「M1 Max」といった競合CPUのデータも掲載しているので注目してほしい。

「SPECint_rate_base2017」の比較

「Blender 3.12」や「CrossMark」のの比較

 前世代のCore i9-11980HKと比べると、Core i9-12900HXは大幅に性能が上がっているものの、45W版のCore i9-12900HKとの差はアプリ次第といったところ。CGレンダリングなど、論理コアの多さが処理速度に直結するようなアプリでは圧倒するが、逆に少数の論理コアで処理するアプリでは差が少ないのかもしれない。そういった意味では、確かに動画編集やCG制作用途のモバイルワークステーションにはぴったりだ。

Core HXシリーズのメインターゲットはモバイルワークステーション

 メモリーもモバイルワークステーションではおなじみのECC(Error Checking and Correcting)をサポート。PCI Expressは5.0/4.0/3/0で合計48レーン、最大4基のSSD(16TBぶん)をローカルで運用できるなど、ストレージまわりの仕様も大きなデータに対応しやすいよう考慮している。Thunderbolt 4コントローラーは最大2基まで接続でき、外出先でも本格的な作業環境を構築できそうだ。

 では、ゲーミング用途ではどうだろうか?

ゲーミング性能を示したスライド

 こちらは比較情報がなく、ただ単純にCore i9-12900HXとGeForce RTX 3080 Tiを搭載したノートPCで得られた、そのゲームの最大フレームレートを示している。そのため、なんとも評価しづらい。スペックから考えても「ゲームでも強い」ことは間違いないのだが、Core i9-12900HKとの差はそこまで大きくないのではないだろうか。

ASUSやDELL、GIGABYTE、HP、MSIをはじめとしたハイエンドゲーミングノートPCを展開する名だたるメーカーから採用モデルが登場する

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