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豊田通商、五島列島で医療用医薬品のドローン配送を開始

2022年04月25日 13時33分更新

文● MIT Technology Review Japan

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豊田通商は子会社「そらいいな」を設立し、長崎県の五島列島で医療用医薬品のドローン配送事業を開始した。配送には、豊田通商が出資している米ジップライン・インターナショナル(Zipline International)の固定翼型の機体を使用する。

豊田通商は子会社「そらいいな」を設立し、長崎県の五島列島で医療用医薬品のドローン配送事業を開始した。配送には、豊田通商が出資している米ジップライン・インターナショナル(Zipline International)の固定翼型の機体を使用する。 豊田通商は、2018年6月にジップラインに出資し、ガーナでの協業などを推進してきた。2021年3月には日本市場でのドローン物流サービスの社会実装を目的とした戦略業務提携を締結し、具体的な取り組みを検討していた。新会社は、五島市に拠点を置く医薬品卸会社3社と長期の実証契約を締結し、五島列島の医療機関や薬局に医療用医薬品を配送する。当初は五島市から奈留島への定期運航から開始し、福江島西部、市内各島、新上五島町など、徐々に配送先を増やす予定。 ドローンの運航については、まずレベル3飛行(無人地帯における目視外飛行)で実績を積み、レベル4飛行(有人地帯における目視外飛行)を目指すとしている。

(笹田)

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