絶対行きたい! この街のあの名所 第24回

国の天然記念物「石割桜」を有する盛岡市の桜。例年の見ごろは4月中旬~下旬

文●越智龍二 イラスト●サタケシュンスケ

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 岩手山の裾野に広がるかつての城下町、岩手県盛岡市。県庁所在地でもある街の中心には、今も城跡が残っているほか、国指定重要文化財の岩手銀行赤レンガ館など歴史を感じられるスポットも多く、古いものと新しいものが共存した心地よい時間が流れています。

 そんなどこか懐かしさを感じる街・盛岡の春は、桜が見ごろを迎える例年4月中旬~下旬がピーク。国指定天然記念物でもある「石割桜」、石垣と桜の絶景コラボが堪能できる「盛岡城跡公園」、約1,260本の桜が咲き乱れる「高松公園」など、市内の名所を巡って盛岡の春を感じてみませんか。

岩を割って成長した樹齢約360年の奇跡の桜

石割桜

 巨大な岩の隙間に生えている、国の天然記念物でもある桜が「石割桜」です。盛岡地方裁判所の敷地内にある周囲約21mもの岩からそびえ立つ高さ約11mのエドヒガンザクラは、たくましい生命力の象徴ともいわれる名木。もともと南部藩家老の屋敷にあった庭石の割れ目に桜の種子が飛来して芽を出し、成長と共に石の割れ目を押し広げていったとされています。

DATA
住所:岩手県盛岡市内丸9-1 盛岡地方裁判所地内
電話:019-626-7539
石割桜

盛岡城の美しい石垣を桜がドレスアップ

盛岡城跡公園

 JR盛岡駅から徒歩圏内にある「盛岡城跡公園」は、東北三名城の一つに数えられた盛岡城の跡地を整備した公園で、春には満開の桜と石垣美の絶景コラボが堪能できます。ソメイヨシノを中心に、サトザクラ、エドヒガンザクラなど約200本の桜が咲く公園内には、市内で青春を過ごした石川啄木や宮沢賢治らの文学碑も点在し、花見をしながら散策するのもおすすめ。

DATA
住所:岩手県盛岡市内丸1-37
電話:019-604-3305
盛岡城跡公園

池の周囲を中心に約1,260本の桜が咲く名所

高松公園

 遊歩道が整備された池の周囲に、華やかな桜ロードが出来上がる「高松公園」も人気の桜スポット。明治時代末期に植えられたソメイヨシノが始まりで、今ではシダレザクラやヤエザクラなど約1,260本が咲く桜の名所になりました。平和記念像「ひまわり」のある広場スペースが、高松の池と桜、背後の岩手山を同時に楽しめる一押しのビュースポット!

DATA
住所:岩手県盛岡市高松1-26-1
電話:019-681-7879
高松公園

ヤエベニシダレザクラの艶やかな立ち姿にうっとり♪

米内浄水場のシダレザクラ

 盛岡市指定の景観重要樹木として保護されている桜が、「米内浄水場のシダレザクラ」。桜の花びらが降り注ぐような立ち姿が艶やかな推定樹齢約90年のヤエベニシダレヒガンザクラなど、浄水場の敷地内で33本の桜を観ることができます。普段は立ち入り禁止ですが、例年4月下旬~5月上旬の桜の見ごろの時期のみ一般公開されています(2022年は未定、公開予定は下記URLでご確認ください)。

DATA
住所:岩手県盛岡市上米内字中居49
電話:019-667-2280
米内浄水場のシダレザクラ

市民が手掛けた1万本の桜が咲き誇る新名所

サクラパーク姫神

 市民が一から造り上げた桜の名所が「サクラパーク姫神」です。日本一の桜の名所を造ろうと、1998(平成10)年から2年に渡り、天峰山の裾野約37万㎡にオオヤマザクラ1万本を植樹。20年以上が経過した今では公園施設も整備され、5月上旬の開花時期には花見客でにぎわう人気の桜スポットになりました。岩手山が一望できる展望台からの眺めも見事。

DATA
住所:岩手県盛岡市日戸姥懐36-64
電話:019-683-3852
サクラパーク姫神


 市内の桜は例年4月中旬~下旬が見ごろですが、「米内浄水場のシダレザクラ」、「サクラパーク姫神」は見ごろが異なるので、お出かけの際はご注意を! お花見を楽しんだあとは、盛岡が誇る三大麺(わんこそば、じゃじゃ麺、盛岡冷麺)もぜひ味わってみてください。

※写真はイメージです。
※この記事は、「つなぐ旅~東日本~ ひがしにほんトラベルガイド」から転載しています

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