HUAWEI MateBook E実機レビュー その1
12.6型有機EL搭載の2in1 PC「HUAWEI MateBook E」を隅々まで解説
2022年04月08日 10時00分更新
ファーウェイは12.6型有機ELディスプレーを搭載した2in1 PC「HUAWEI MateBook E」を3月18日に発売しました。ファーウェイは本機をどのような2in1 PCに仕上げてきたのでしょうか? 今回から4回に渡って実機レビューをお届けします。
HUAWEI MateBook Eのスペックを解説
Core i3モデルは9万円切り、Core i5モデルは14万円弱でキーボードカバー付属
HUAWEI MateBook EはOSに「Windows 11 Home」、CPUに「Core i3-1110G4」(2コア4スレッド、2.50~3.90GHz)、または「Core i5-1130G7」(4コア8スレッド、1.80~4GHz)を採用しています。
メモリーは8GBで同じですが、ストレージはCore i3搭載モデルが128GB、Core i5搭載モデルが256GBと差別化されています。価格はCore i3搭載モデルが8万8800円、Core i5搭載モデルが13万9800円です。
両モデルにおけるもうひとつの大きな違いが、Core i5搭載モデルにのみキーボードカバー「HUAWEI Smart Magnetic Keyboard」(1万3200円)が同梱されていること。そう考えると価格差も納得です。なお専用ペン「HUAWEI M-Pencil(第2世代)」(1万2980円)はどちらでも別売りです。
CPU、ストレージ、キーボードカバー以外のスペックは共通。ディスプレーは12.6型有機EL(2560×1600ドット、240ppi、最大輝度600cd/m²、コントラスト比1000000:1)を搭載。リアに1300万画素、フロントに800万画素のカメラを内蔵しています。
インターフェースは、Thunderbolt 4(充電、データ転送、DisplayPort)×1、ヘッドフォンジャック×1という割り切った構成。ワイヤレス通信はWi-Fi 6(11ax)、Bluetooth 5.1をサポートします。
本体サイズは286.5×184.7×7.99mm、重量は約709g。41634mWhのバッテリーを内蔵しており(Battery reportで確認)、バッテリー駆動時間はCore i3搭載モデルが約8.1時間、Core i5搭載モデルが約7.4時間と謳われています。
パッケージには本体以外に、ACアダプター×1、USB Type-C ケーブル×1、WPS Officeライセンスカード×1、クイックスタートガイド×1が同梱(日本向けモデルの場合)。今回借用したCore i3搭載モデルを2in1 PCとして使うには、キーボードカバーと専用ペンを別途購入する必要があります。
【まとめ】Core i3モデルはトータルバランスが良い
CPUはCore i3-1110G4、またはCore i5-1130G7ということでパフォーマンスは抑えめ。パフォーマンスよりもトータルバランスを重視したラインナップと言えそうです。次回はベンチマーク編をお届けいたします。