食だけじゃない!今、注目の「ふるさと納税」の体験型返礼品

文●綿谷禎子 編集●金子/ASCII

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寄附額に応じてトラベルポイントを使って宿泊できる

 全国の都道府県や市区町村の自治体に寄附する「ふるさと納税」。寄附額の内、自己負担額の2000円を除いて減税され、寄附のお礼として返礼品をもらうことができます。返礼品には米、肉、魚介類など、主にその地域の特産物が用意されていますが、体験型の返礼品を用意する自治体も増えてきました。

 例えば、ホテルや旅館の宿泊券、航空券と宿泊がセットになったパッケージツアー、温泉利用券、花火大会のチケットなど。スキーチケットやゴルフ場利用券などのアクティビティーのほか、熱気球係留体験、タンデムスカイダイビング体験、鉄道運転体験といった希少な体験の返礼品もあります。

 自治体としては、「ふるさと納税」を通じて現地に来てもらい、地域の魅力に直に触れて欲しいという思いがあります。そんな自治体の気持ちを応援するのが、ふるさと納税サイトの「ふるなび」が提供する「ふるなびトラベル」です。

「ふるさと納税」の寄附で旅行ができる「ふるなびトラベル」

 「ふるなびトラベル」では、「ふるさと納税」の寄附額に応じたポイントが発行され、そのポイントを使って寄附をした自治体が返礼品として用意するホテルや旅館などに宿泊することができます。

 2万円の寄附額に対して、6000ポイントの「ふるなびトラベルポイント」を発行。有効期限は無期限なので、好きなタイミングで宿泊できるところもメリットです。ポイントの利用方法は、会計時にQRコードを読み込んでポイントを利用するだけと簡単。

「ふるなびトラベル」のメリット

 京都市では2020年12月から「ふるなびトラベル」に参加。2021年には最も寄附金額を集めた返礼品が「ふるなびトラベル」となり、寄附金額が前年度比5倍以上に急成長。全体の「ふるさと納税」でも前年度比約3倍の約52億円に達し、過去最高を更新したそうです。「ふるさと納税」を利用してお得に京都旅行ができることを考えると、この結果にも納得できますね。

 「ふるなびトラベル」には京都市、神戸市、金沢市、函館市、別府市など42自治体が参加していて、利用できるホテルや旅館は約880施設もあります(2022年3月2日時点)。この数は急速に拡大しているので、「ふるなびトラベル」をチェックしてみると、ずっと宿泊したかったホテルや旅館の名前が見つかるかもしれません。

地域を応援する仲間としてイベントに参加できる

 「ふるさと納税」の理念は地方創生。首都圏への人口集中を是正し、地方それぞれの地域で住みよい環境を確保することで、将来に渡って活力ある日本社会を維持していくことを目指しています。

 きっかけは減税や返礼品でも、特定の自治体に「ふるさと納税」をすることで、その地域のことが好きになったり、応援したくなった人もいるでしょう。そんな気持ちになった人におすすめなのが、ふるさと納税サイトの「ふるさとチョイス」が提供する「みんなとチョイス」です。

 「みんなとチョイス」は地域の未来につながる取り組みを応援する仲間として、日本全国の地域を元気にするプログラム。地域の課題や未来について話したり、実際に現地を訪れて、ヒト・モノ・コトに触れ、地域の取り組みを体感することができます。具体的には、オンラインご当地トーク座談会、地域で生まれた返礼品の開発秘話を聞く会、農作業のお手伝いなどの活動を行います。

 「みんなとチョイス」に参加するには、「ふるさとチョイス」の会員となり、お役立ちメールの受取を希望。「みんなとチョイス」への参加を希望します。参加費用は無料。ただ誰もがファンミーティングや現地体験などに参加できるわけではなく、人数限定の取り組みの場合は抽選。活動内容によっては参加費用の一部を負担するケースもあります。

 3月5日には香川県三木町のファンミーティングで、讃岐の伝統工芸を守る谷川木工芸という工房の桶作りをオンラインで見学しました。参加者には事前に桶型のお弁当箱「讃岐弁 もらん」と三木町産のお米が送られ、イベント当日にそれらでお弁当を作ってもらって、お披露目してもらうと共に一緒にランチを食べる試みも行いました(参加費用3500円)。

三木町の返礼品となっている谷川木工芸のおひつ

「讃岐弁 もらん」の使用例

 「ふるさと納税」の返礼品として採り上げられた結果、谷川木工芸の桶やおひつは全国から申し込みが増え、息を吹き返すことができました。今では「讃岐弁 もらん」などの讃岐桶樽の伝統技術を活かした新製品の開発も行われ、地域を盛り上げる存在になっているということです。このような「ふるさと納税」にまつわるアナザーストーリーが聞けるのもファンミーティングの魅力。

 その地域の特産物を食べることで、地域の良さは感じられますが、体験型の「ふるさと納税」でその地域に宿泊したり、イベントなどでその地域のヒトと触れ合ったりしてみると、さらに深く地域を理解することができます。もしそのような地域ができたら、体験型の返礼品で地域をより身近に感じながら、応援してください。

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