1kgを切る軽量＆堅牢ボディを実現、快適性能も魅力的な14.0型モバイルノートPC＜LAVIE NEXTREME Carbon＞

2022年05月12日 11時00分更新

山口優　編集●市川／ASCII

　NECパーソナルコンピュータから、14.0型液晶ディスプレイを搭載したモバイルノートPC＜LAVIE NEXTREME Carbon＞が登場した。天板や底面にカーボン素材を採用して軽量化と堅牢性の高さを両立しているのが特徴。基本性能も高く、最近増えつつあるリモートと出社勤務を組み合わせたハイブリッドワークに役立つ機能も数多く搭載する。今回、その実機を試すことができたので、製品の使い勝手やパフォーマンスなどを紹介していこう。

天板と底面に軽量で剛性の高いカーボン素材を採用

14.0型ながら13.3型とほぼ同じサイズ感の＜LAVIE NEXTREME Carbon＞

　少し前までノートPCというと13.3型ディスプレイを搭載した製品が人気だったが、ここ最近はより大きく見やすい画面を持ちながら13.3型とあまり変わらないサイズ感の14.0型ノートPCがシェアを大きく伸ばしている。なかにはナローベゼルなどの採用で小型軽量化を進め、1kg程度の質量を実現した製品も。

厚みは約17.5mmとかなり薄い

　そうしたモバイル用途を想定した14.0型ノートPCの中でも、大きな注目を集めているのが＜LAVIE NEXTREME Carbon＞だ。フットプリントが幅313mm×奥行き218mmに抑えられており、14.0型としてはかなりコンパクト。厚みも17.5mmと薄く、質量は店頭販売向けのカタログモデルの場合、最軽量構成時に約883gとなっている。ちなみにカタログモデルに搭載されているバッテリーは大容量タイプで、直販サイト「NEC Direct」では容量が若干少ない標準バッテリーにカスタマイズすることも可能。その場合、質量はさらに軽く約870gとなる。

本体質量は最軽量構成時に約883g。テスト機はワイヤレスWANやGPSが搭載されたモデルのため若干重く、実測でや938gだった

　これだけの薄型軽量ボディを実現できたのは、天板や底面に軽量で剛性の高いカーボン素材を採用しているため。NECパーソナルコンピュータによれば、天板には人工衛星やF1マシンにも使われているという最高品質の炭素繊維をベースに開発された素材だそうで、実際多少力を入れてひねったくらいではびくともしない。NECパーソナルコンピュータ独自の落下試験や面加圧試験、MIL規格（MIL-STD-810H）に準拠したテストなどをクリアしており、堅牢性の高さも折り紙付き。もっとも表面は梨地加工を施した金属のような質感で、ぱっと見でカーボンが使われていることに気付く人はほとんどいないだろう。

天板と底面は軽量かつ高剛性のカーボン素材が採用されている

　ボディカラーはメテオグレーとペールゴールドの2色が用意されている。今回はそのうちペールゴールドの方を試すことができたが、pale（淡い）という言葉の通り控えめで上品なゴールドで、ビジネスシーンでも違和感なく使用できそうだ。

　筐体は極力凹凸を抑えたフラットなフォルムになっており、装飾的な要素は天板にあるLAVIEのロゴマークや、本体のエッジ部分にあるブランド名「NEXTREME」のロゴタイプくらい。シンプルだが洗練された雰囲気で、飽きがこないため長く付き合っていけそうだ。

本体エッジ部分にブランド名の「NEXTREME」のロゴタイプがあしらわれている

　薄型軽量ノートPCとしてはインターフェイスが比較的豊富で、本体左側面にセキュリティスロットとThunderbolt 4×2、microSDメモリーカードスロットが、本体右側面にHDMI、USB 3.2 Gen2、ヘッドフォン/ヘッドフォンマイク端子が搭載されている。通信機能はWi-Fi 6とBluetooth 5に対応。ワイヤレスWAN搭載モデル（XC950/DAG）の場合はLTE/3G通信に対応したnano SIMカードスロットも内蔵されており、eSIMにも対応する。