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バルミューダ「BALMUDA Phone」7万8000円に値下げ

2022年03月10日 10時30分更新

文● ASCII

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 バルミューダは3月10日、5Gスマートフォン「BALMUDA Phone」SIMフリー版の価格改定を発表した。新価格は7万8000円で、現行価格10万4800円から2万6800円値下げとなる。キャリア版を展開するソフトバンクではすでに直営店限定で今年2月から条件付きの値下げを実施している。

 BALMUDA Phoneは2021年11月26日発売の4.9型5Gスマートフォン。丸みをおびた小型サイズが特徴で、スケジューラーなど独自アプリを売りとしていた。発売後は、カメラアプリに不具合が発生したり、一部の周波数帯域で干渉ノイズが許容値を超える可能性があるとして一時販売中止になるなどトラブルが相次いだ。

 なおバルミューダは3月3日にはBALMUDA Phone専用だったスケジューラーアプリ「BALMUDA Scheduler」をAndroidで一般公開している。理由について同社代表の寺尾玄社長は「ユーザーとしてあまりにも便利だと感じたから。閉じておくべきではないだろうと考えました」とツイッターで述べていた。

 バルミューダに値下げの理由について取材したところ、「より多くのお客様にお使いいただくことで、体験を広げていく必要があると考え、今回の価格改定を決定しています」ということだった。

 「発表直後より、メディアやクチコミで様々な評価をいただきました。一部には、実際に端末を触らずにスペック表で評価されることも多く、どうしたら実際に体験していただいた上で声を出していただけるのだろうと検討をしていました。まずはスペックではなく、使いやすさ・利便性といった、本当にやりたかったことを伝えるためにあらためて業界の方々と会話をして、自分たちのコミュニケーション不足などを把握し、軌道修正をしました。その上で、決算月の2月ごろからバルミューダがやりたかったことをお伝えいただく記事が出はじめて、同じタイミングでキャリア版が値下げされました。この頃から販売状況の潮目が変わり、発表直後から考えていた”価格に躊躇する人たち”に対して、価格改定をすることで、そこのハードルが下がるのだろうということが確信に変わりました」(同社広報)

 なお同社ではトースターなどの主要な家電を逆に値上げしているが、それはCOVID-19の影響で原価率が適切とはいえない状態になったためとのこと。そのため値上げをしたのは2020年4月に発売されたスピーカーまでで、2021年に発売したBALMUDA The Brewの価格は据え置いた。

(追記:値下げの理由について回答があったため追記しました。2022年3月10日16時48分)

 

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