新型コロナ曝露でどうなるか? 初の「人体実験」で分かった事実

新型コロナウイルス従来株を意図的にヒトに感染させる「ヒトチャレンジ試験」が英国で実施され、その成果が発表された。ウイルスへの曝露から感染、発症の経過を観察した初の試みで、新たな知見が得られた。
日本橋に集まった日本発・宇宙ベンチャーのビジョンとテクノロジー

注目の宇宙スタートアップ企業が12月、日本橋で初開催された宇宙ビジネス展示会に集まった。エンジン、観測衛星、デブリ除去など、それぞれの分野での活躍が期待されるスタートアップの取り組みを紹介する。
オミクロン株、ワクチン2回接種では感染防ぎにくい=東大など

東京大学などの研究グループは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のオミクロン株が、デルタ株に比べて、治療用抗体製剤やワクチンの2回接種で誘導された中和抗体に抵抗性があることを明らかにした。一方で、3回目のワクチン …
地球工学はなぜ検討に値するか? 知っておくべき基礎知識

今後、気候変動の脅威が高まるにつれ、地球工学の可能性と危険性について耳にする機会がますます多くなるだろう。地球工学の歴史や現状、地球工学を検討すべき理由について、質問に答える形でまとめた。
イスラエル発AI企業が売り込む「DNAだけで顔認識」は可能か?

「声から顔」「DNAから顔」「動作から顔」といった顔認識能力の拡張を目論むAI企業がある。科学的な裏づけに乏しく、専門家からは疑問の声が上がっているが、ますます過熱する顔認識業界の新たな動きとなりそうだ。
セラピーを学ぶAIが拓く、 精神医療「個別化」の道

心理療法では、適切な時期に適切な言葉をかけることが重要だ。英国のメンタルヘルス・ケアクリニックでは、セラピーのセッションで使われる言葉を人工知能(AI)で分析する、メンタルヘルス・ケアに対する新しい取り組みを進めている。将来的には、臨床医や研究者がまだその大半を解明できていない、心理療法が機能するそもそもの仕組みが明らかになるかもしれない。
東大など、柔らかいセラミックスを創り出すことに成功

東京大学大学院の研究チームは、物質・材料研究機構および名古屋大学との共同研究で、セラミックスに通電処理を施すと、硬度を維持しながら弾性率が低下し、柔軟になることを発見した。通電処理によって弾性率を変化させることで、大きな …

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