USER STORY 5 デジタルの活用で生産性を向上、サービスの質を高める ほほえみの宿 滝の湯
ほほえみの宿 滝の湯は旅館業で、創業は明治44年。客室数は90ルームで、従業員は130人ほど。年間で約10万人が訪れている。
「我々は宿泊業で生産性を上げなければいけないということが命題です」と語るのは代表取締役社長の山口敦史氏。
時間のロスはお金のロスと考えているのに、決定事項を社内に伝えるのにとても時間がかかっていたそう。しかも、伝達途中に伝言ゲームのように想いが変わってしまうことが続いていたので、これらの課題を解決するためにLINE WORKSを導入した。
作業効率を向上させるため、業務を見直して「仕事」と「作業」と「無駄」の大きく3つの分類分けを行なった。LINE WORKSは無駄を徹底的に排除するために活用している。
たとえば、異なる部署に連絡しようとしても、従来はシフトの関係で会えない時間帯があった。LINE WORKSであればトークを送っておけば、都合の良いタイミングで共有できる。誰が書いたのかもわかるので、仕事の効率が良くなったそう。
以前は1時間かかった仕事が30分で終わるようになると、もっと手厚くおもてなしができる。費用や時間を圧縮して、その時間をメインのサービスに活用するようになったのだ。加えて、正しい情報が伝わることで、ミスも減らせるので生産性の向上に寄与しているという。
「アフターコロナからの10年間をどうやって生き残るかというのはすべての旅館の課題です。天童温泉という地域全体で集客する形にシフトチェンジしていく必要があると思います。たとえば、旅館どうしがLINE WORKSでつながり、予約が来た場合に『うちは空いているよ』という風になれば紹介できます。地域全体で旅館の魅力価値を高め、それをお客さまにお伝えして満足してもらうことの地道な繰り返しが一番大切だと思います」(山口氏)
USER STORY 6 “まるで隣にいるように”情報共有で高める顧客満足度 浜松建設
浜松建設は注文住宅をメインにホテル事業や森事業を手がけている。別会社では木材事業やガーデニング事業を行なっており、これらをまとめて浜松グループを構成している。
これまでは営業が窓口になり、その後ろに設計のコーディネーターや現場監督がいるような形だった。営業した顧客と対面しておらず、打ち合せの内容を抱え込んでしまうと、顧客への回答に時間がかかってしまうこともあったそう。
そこで顧客にもLINE WORKSに登録してもらい、LINE WORKSの中で資料などを共有することにした。営業だけでなく、工事部の人が見て「いやそれできるよ」というところもあり、フォローのし合いにつながっているという。従来は実際に対面して打ち合せするのは4回程度だったが、LINE WORKSを活用することで、顧客が本当に望んでいる声を聞けるようになった。すぐに返答できるので安心感も与えられる。
顧客の声も届きやすくなり、「イメージが伝わりました」や「わかりやすかった」などと言われるのが嬉しいという。営業部の川島貴弥氏はLINE WORKSでやりとりする中で、顧客から「川島さんがなんか隣にいるような気がしました」と言われたそう。
「私は一番重視しているのは見える化です。何かが足りずに伝わらないときも、ITで気がつきます。熱心な社員の人作りをしながら、お客さまと向き合った住宅を作り、もっともっとお客さまにおもてなしをしようと頑張っています」(濱松氏)
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以上がLINE WORKSを活用する6社の事例となる。旅館業や介護業界などの話だったが、他の業界にも参考になる話だった。
「自社もLINE WORKSを使って6社のようにスピードと品質を上げたいと思われた場合は、LINE WORKSの公式サイトに活用方法のコンテンツやセミナーを掲載しています。導入相談窓口もご用意していますのでお気軽にお問い合わせください」と松尾氏は締めた。