2021年10月に発売された「Amazfit GTR 3 Pro」を使ってみました。2021年春にASCII.jpで「Amazfit GTR 2e」をレビューさせていただく機会があったのですが、期待していた以上に使いやすかったんですよ。日本では、まだ知名度が低いブランドですが、使った人はファンになるのではないかと。ということもあり、さらなる進化を遂げた最新モデルも使ってみたくて、編集部に「レビューを書かせてください」と申し出た次第。
ケースの色とバンドが異なる「ブラウンレザー」と「インフィニットブラック」の2タイプがあり、価格はどちらも3万9800円。筆者は「ブラウンレザー」を借りて、iPhone 13 Proとペアリングして使いました。
腕時計としてベーシックなデザイン
Amazfit GTR 3 Proは、腕時計としてベーシックな円形デザインを採用。ケースはアルミニウム製で、直径46mmで厚さが10.7mm。バンドを外したケースだけの重さは、32gに抑えられています。右側面に2つのボタンを搭載し、上のボタンを押しすとメニューが表示され、回して画面をスクロールできる仕組み。下のボタンを押すと、運動のモードを選択できる画面が表示されます。
筆者が使っている「ブラウンレザー」は茶色の本革ベルトで、スーツやフォーマルな服装にも合う印象。しかし、本気でランニングをしたり、毎日のようにスポーツジムに行くようなアクティブな人には、フッ素ゴム製のベルトが付いた「インフィニットブラック」のほうが良さそうです。もっとも、バンド幅は22mmなので、一般的な腕時計やスマートウォッチ用のバンドに付け替えることができます。
ディスプレイは1.45インチの有機EL。コントラストが高く、屋外の日が当たる場所での視認性も良好。明るさは調整できますが、初期設定の自動調整のままで不便を感じることはなさそうです。タッチレスポンスも良く、しばらく使い続けているうちに側面のボタンを回すことが少なくなり、ほぼ画面のタッチ操作で済ませるようになりました。側面ボタンは、ちょっとだけ回したつもりが、大きくスクロールされてしまったり、慣れるまでは加減をつかむのが難しいかもしれません。