2万円台とおトク！第12世代Core i5/i7の組み合わせに最適なASRockのコスパマザー「H670 Steel Legend」を徹底レビュー

2022年01月27日 14時45分更新

文●藤田忠　編集●市川／ASCII

定格設定で高いパフォーマンスを発揮

　さっそくCPUパフォーマンスを計測する「CINEBENCH R23」を実行してみると、マルチコアは11253スコア、シングルコアは1661スコアと、Core i5-12400の高いパフォーマンスを引き出せている。

「CINEBENCH R23」の結果

　M.2ヒートシンクは大型ではないものの、今回のように空冷CPUクーラーと組み合わせた状態なら、PCIe 4.0×4 NVMe M.2 SSDの980 PROをしっかり冷やせる。「CrystalDiskMark 8.0.4」を連続実行して負荷をかけても60度台と余裕のある温度になっていた。もちろん、パフォーマンスも問題なく発揮しており、シーケンシャルアクセスはリードが6300MB／秒台、ライトが4700MB／秒台になっている。

Core i5-12400でも、問題なくPCIe 4.0×4のパフォーマンスを引き出している

「CrystalDiskMark 8.0.4」を連続実行しても、温度はNANDフラッシュ（Drive Temperature 1）が最高51度、コントローラー（同 2）が最高63度に

H670 Steel LegendでCore i5-12400をOCしてみた！

　CPUの電力制限を簡単に設定できるASRockの「Base Frequency Boost」を使い、Core i5-12400をオーバークロックしてみた。

「OC Tweaker」「Base Frequency Boost」で「180W」に設定

大型サイドフローCPUクーラーのID-COOLING「SE-226-XT-BLACK」でオーバークロックした

　オーバークロック状態でCINEBENCH R23を実行すると、マルチコアのスコアが若干アップしていた。テスト実行中の最大クロックが定格時の3790.7MHzから3990MHzまで引き上げられたぶん、マルチコアのスコアはしっかりと伸びている。

マルチコア負荷時は動作クロックが、3990.2MHzまで引き上げられた

コストを抑えて第12世代Coreで組むときの有力候補に

インテル H670チップセットを採用したH670 Steel Legend。第12世代Core i5／i7シリーズとの組み合わせにもってこいの1枚だ

　Steel Legendシリーズのカッコいいデザインと、必要十分なスペックを備えるH670 Steel Legendは、コストを抑えながら、第12世代インテルCoreプロセッサーで組む際の有力候補に挙げたい1枚だ。今回はCore i5下位モデルのCore i5-12400で試したが、上位のCore i5-12600K／KFや、Core i7シリーズと組み合わせても良いだろう。

■関連サイト